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プロ野球2017年【読売ジャイアンツ】スタメンと開幕投手予想

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高橋由伸監督率いる読売ジャイアンツは2016シーズン中、苦しみながらもセリーグ2位の座を守りクライマックスシリーズに出場。

横浜DeNAベイスターズとの決戦では「全ての試合で僅差」ながらも1勝2敗で負け越し、CS敗退となりました。

正直なところ、坂本選手の覚醒以外ではあまり「いつもの巨人」のような怖さがなく、また投打の噛み合わせが悪く、それでも終わってみれば2位にいたという感想です。
 
 
高橋監督就任初年度で、際立った成績を残している選手が限られている中でのAクラス入りは、やはり「勝ち方を知っている」常勝チームならではの試合運びがあったからなんでしょうね。
 
 
心配なのは「主力選手の高齢化」
 
 
首脳陣も積極的に若手を起用しているものの、そこはやはりベテラン勢の経験値の高さがあり、世代交代のスピードは遅いですね。

そんな読売ジャイアンツですが、2017シーズンは巻き返しを図るため今まで以上の戦力強化を行っています。

果たして今シーズンはどんな布陣となるのでしょうか?開幕スタメンと開幕投手についての予想をしてみました。







 
 

読売ジャイアンツの戦力補強内容

 
2016シーズン、首位を取れなかった要因として渡辺主筆は「これで勝ては無理、フロント陣が補強しなかったことが原因」であると高橋監督を擁護する発言をしています。

裏を返せば2017シーズンに向けガッツリと補強をする宣言とも取れる発言でしたが、その発言通りかなりの戦力補強を進めました。
 
 

外国人選手

 
ケーシー・マギー(34)デトロイト・タイガース
楽天時代にはシーズン28本塁打を放ち初優勝に導くなど、記憶に新しい方も多い選手。
2016シーズンはデトロイト・タイガースで30試合に出場(打率.228、1打点)。

ホルヘ・マルティネス(23) 育成契約
ドミニカ共和国出身のショート・サード・外野を守れるユーティリティプレーヤー。
インディアンス、アストロズ傘下のマイナーで326試合出場(打率.230、29本塁打、178打点)。

クリストファークリソストモ・メルセデス(22)育成契約
ドミニカ共和国出身の先発・リリーフともに可能なピッチャー。
昨年は1Aで18試合に登板(2勝0敗、防御率2.85)。
 
 

FA・移籍

 
陽岱鋼(29)日本ハムファイターズ
FAで移籍してきた陽岱鋼選手。走攻守すべてが一級品で日ハムに10年間在籍。
993試合に出場し、通算成績は打率.273、81本塁打、134盗塁。

山口俊(29)横浜DeNAベイスターズ
DeNAからFA移籍。2016シーズンは怪我に泣くも19登板し11勝5敗の好成績。
通算735.1投球回で39勝44敗111セーブ、防御率3.29、699奪三振。

森福允彦(30)ソフトバンクホークス
ソフトバンクからFA移籍。小柄ながら驚異的なスタミナで昨季は50登板を達成。
通算330.1投球回で防御率2.45、貴重な左のサイドスロー。

吉川光夫(28)日本ハムファイターズ
交換トレードで入団。2012年には14勝5敗、防御率1.71で最優秀防御率投手賞に輝くなど本格的左腕。
通算883.1投球回で防御率3.71、48勝56敗、628奪三振。

石川慎吾(23)日本ハムファイターズ
吉川同様、交換トレードで入団。期待の若手イケメン外野手。
一軍出場機会に恵まれず通算成績は103試合(4年間)で打率.193、3本塁打、23打点。
 
 

ドラフト・育成枠

 
吉川尚樹(21)中京学院大
ドラフト1位指名。メインポジションはショートだがセカンドもこなせる。
50m5秒7の俊足で、クルーズとのセカンド争いに期待がかかる。

畠世周(22)近畿大学
ドラフト2位指名。最速152キロの速球が持ち味の即戦力候補。
コントロールに難があったものの、大学4年には改善が見られ伸びシロのある右腕投手。

谷岡竜平(20)東芝
ドラフト3位指名。150キロの速球とキレのあるスライダーが武器の右腕。
テンポの良い投球フォームでどんどんと投げ込んできます。

池田駿(24)ヤマハ
ドラフト4位指名。140キロ後半のストレートとスライダー、チェンジアップを投げ分ける左腕。

高田萌生(18)創志学園
ドラフト5位指名。最速154キロの速球が持ち味の「松坂2世」とも称される右腕投手。

大江竜聖(18)二松学舎大付
ドラフト6位指名。173cmと小柄ながら最速149キロを投げる本格派左腕。

リャオ・リンレイ(23)台湾
2mを超える巨体から投げ下ろすストレートは最速152キロ。コントロールが粗削りながら素材としては充分。
 
 

読売ジャイアンツの補強内容まとめ

 
意外でしたが今シーズンの巨人の補強は「投手力アップがメイン」でしたね。

野手の補強としては、マギー・陽岱鋼とドラ1の吉川ぐらいで、あとはほぼ投手陣の強化でした。
 
 
2016シーズンの成績を振り返ってみると、チーム成績は打率.251(セリーグ第3位)・防御率3.45(セリーグ第3位)と同順位ながらも、得点はリーグ4位・失点はリーグ2位と、どちらかというと得点力不足が目立っているような気もするんですけどね。
 
 

2017年 読売ジャイアンツの開幕投手予想

 
補強のおさらいが終わったところで開幕の予想に移ります。
 
 
現状で開幕ローテーション候補は怪我がなければ以下の6名でほぼ確定だと思います。

  • 菅野 智之
  • マイコラス
  • 田口 麗斗
  • 内海 哲也
  • 山口 俊
  • 吉川 光夫

この中にドラフト組がどうやって食い込んでくるのかが楽しみです。

というか2017シーズンの巨人先発陣、ちょっと強過ぎですね。全員二桁勝利するんじゃないかと。
 
 
また怪我に泣かされてきた杉内 俊哉投手の復活もあれば、ジャイアンツの黄金時代がやってくる可能性もあり得る布陣ですね。
 
 
開幕戦は本拠地東京ドームで対戦相手は中日ドラゴンズです。

パリーグから移籍の吉川投手はさておき、残り5人の投手陣は対中日戦で

投手名 試合数(勝敗) 投球回数 防御率
菅野 智之 5試合(1勝0敗) 34 1.59
マイコラス 3試合(1勝1敗) 24 1.13
田口 麗斗 3試合(1勝1敗) 21 1/3 2.11
内海 哲也 2試合(0勝2敗) 12 1/3 7.30
山口 俊 2試合(2勝0敗) 16 1/3 0.55

菅野投手とマイコラス投手の援護率の低さがうかがえるデータとなりました><

山口投手の無双ぶりも激しいですが、移籍後すぐに開幕投手というのはさすがに考えにくいので、やはり開幕投手は4年連続で菅野投手でしょうね。
 

 

2017年 読売ジャイアンツの開幕スタメン予想

 
まずは2016年の開幕スタメンと最終試合スタメンの振り返りです。
 
 
2016年 開幕スタメン

打順 ポジション 氏名
1 ライト 長野 久義
2 センター 立岡 宗一郎
3 ショート 坂本 勇人
4 ファースト ギャレット
5 セカンド クルーズ
6 レフト 亀井 義行
7 サード 村田 修一
8 キャッチャー 小林 誠司
9 ピッチャー 菅野 智之

 
 
2016年 最終試合スタメン

打順 ポジション 氏名
1 ショート 坂本 勇人
2 セカンド 山本 泰寛
3 サード 村田 修一
4 ファースト 阿部 慎之助
5 センター 長野 久義
6 レフト ギャレット
7 ライト クルーズ
8 キャッチャー 小林 誠司
9 ピッチャー 内海 哲也

 
 
高橋監督はベテラン・若手ともに横一線の考えを打ち出しており、WBCに召集される坂本選手・菅野投手以外は全員同じスタートでベテラン勢の特権をはく奪する方針。

場合によっては若手の台頭もあり得ますが、果たしてどうなるのでしょうか。
 
 
以上を踏まえ2017年の開幕スタメンは

打順 ポジション 氏名
1 センター 陽岱鋼
2 ライト 長野 久義
3 ショート 坂本 勇人
4 ファースト マギー
5 サード 村田 修一
6 レフト ギャレット
7 セカンド 吉川 尚樹
8 キャッチャー 小林 誠司
9 ピッチャー 菅野 智之

と予想します!
 
 
長野選手を2番としていますが、実は他に2番候補が見当たらないんですよね。

あるとすれば橋本選手や立岡選手・亀井選手などが候補に挙がりますが、ポジションが無いんです。

となると、どんな打順でも順応できる長野選手が上記メンバーでは最適解ではないかと思いますが、そなると長野選手の魅力であるパワーを活かし切れないようにも思います。
 
 
セカンドをルーキーの吉川選手としていますが、ある程度の活躍をしてくれれば後半戦での2番もありかなと思います。

また場合によっては長野選手を1番、陽岱鋼選手を2番という組み合わせもあるかと思います。

 
 

リリーフ陣

 
オフシーズンでこれでもかというほどの投手補強を行った読売ジャイアンツ。

気になるリリーフ陣はどうなっていくのでしょうか?

これまでの鉄板リレーは「山口 鉄也⇒マシソン⇒澤村 拓一」でしたが、昨シーズンは山口投手、澤村投手が打ち込まれるシーンをよく見ました。

新加入の森福投手は左のワンポイントでの起用に不満を持ってのFAだけに、山口投手の代役をこなす可能性もあります。
 
 
その他リリーフ陣として利根 千秋、宮國 椋丞、田原 誠次がいますが、この中に食い込んでくるルーキーがいるのか?
 
 

まとめ

 
読売ジャイアンツの2017シーズンは先発陣が特に充実していますね。

打線に関しては相変わらずですが、長距離砲がズラリと揃っています。

若手の台頭が命題となっているものの、現状戦力でも十分に「強い」チームとなっています。
 
 
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