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東京オリンピック野球の参加は6カ国だけ?出場枠と開催球場について

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2020年の東京オリンピックで、日本のお家芸とも言える野球・ソフトボールの復活が決まりました。

2017年のWBCでは優勝を逃してしまいましたし、自国開催となる東京五輪ではぜひとも金メダルを獲得してほしいですね!

 

今回は東京五輪の出場枠や開催球場についてご紹介します。







 

東京五輪で野球に参加できる国の数は?

まずはじめに、東京五輪で野球に参加できる国の数を見ていきましょう。

タイトルにもありますが、野球・ソフトボールともに参加するのは6カ国だけです。

 

野球がオリンピックで初めて実施されたのは1984年のロサンゼルス大会でした。

この時は正式競技としてではなく公開競技としての実施で、新種目として正式種目に採用するかどうかを判断するために行われました。

その後1992年のバルセロナオリンピックから正式競技に採用され、2008年の北京オリンピックまで5大会連続で実施されてきました。

 

いずれも8カ国が出場し優勝を争ってきましたが、2012年のロンドン、2016年のリオデジャネイロでは競技の世界的普及度の低さや女性の同一競技がないなどの理由で正式種目から外されました。

2020年の東京五輪では晴れて復活を果たすことになりますが、参加チームが減った背景には国際オリンピック委員会(IOC)から追加種目に出場する総選手数が「500人以内」となるよう制約が設けられたことにあります。

 

東京五輪の追加種目は5競技(野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィン)の計474人です。

野球・ソフトボールとも6チームで上記の人数ですから、仮に2チーム増やして8チームにすると、野球が1チーム24人×2チームで48人、ソフトボールが1チーム15人×2チームで30人の計78人増えることになり、500人を軽く超えてしまいますね。

そこで出場チーム数を減らすか1チームの参加選手を減らすかで検討した結果、参加チームを減らすという結論になったのです。

 

しかし出場国が6カ国ということは、出場国の半分がメダルを獲得することになります。

試合方式についてはまだ決まっていませんが、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が出場6チームの総当たり戦にして計15試合の実施を求めているのに対し、東京五輪組織委員会は経費を抑えるため3チームずつ2組に分けて計6試合のみとする方針です。

組織委員会の案が採用された場合、たった3試合で金メダルが決まってしまうというということになります。

さらに万が一初戦で敗れれば終了ということになり、なんとも味気ない感じがしますね。

 

出場枠について

出場枠についてはまだ確定ではありませんが、

  • 開催国枠の日本
  • 2019年開催のプレミア12の優勝国

の2カ国はほぼ決定しており、残り4チームを各大陸予選で決めることになるようです。

振り分けは米大陸2、アジア・オセアニア1、欧州・アフリカ1などの案が検討されています。

 

過去5回のオリンピックではキューバが最多3回の優勝を誇り、アメリカと韓国がそれぞれ一度ずつ優勝しています。

さらに2017年のWBCの決勝進出チームのプエルトリコとオランダを加えただけで既に4チームを超えてしまいますから、予選から激しい争いになることが予想されますね。

 

開催球場について

開催球場は、福島あづま球場とDeNAベイスターズの本拠地である横浜スタジアムです。

福島あづま球場は日本戦の開幕戦1試合のみ開催の予定で、主会場は横浜スタジアムです。

 

両球場とも屋外なので、もし雨天の場合はどうなってしまうんですかね?



まとめ

野球が東京五輪で見られるのは喜ばしいですが、出場国の少なさやメジャーリーガーの出場が困難なことを考えると、課題の多い大会になりそうですね。

まだ決まっていないところも多いですが、少しでも盛り上がる大会になるよう期待しましょう!

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