最近はクールビズなどの影響もありノーネクタイの会社も多くなりましたが、やっぱり社会人としてネクタイの結び方はマスターしておきたいですよね。
でも、ネクタイの結び方って実は85通りくらいもあるんです。
そんな沢山の結び方なんて覚えられないし、でもできればオシャレでカッコいい結び方をマスターしたいですね♪
ネクタイのディンプルの作り方についてはこちらの記事でまとめていますので、合わせて読んでみてください。
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ネクタイをつけるのは何のため?
ネクタイの由来は歴史をさかのぼること400年近く前、
17世紀半ばのフランスでルイ14世に仕えたクロアチア人の部隊が首に布を巻いていたのを見たパリジャンが取り入れたのが始まりだと言われています。
当のクロアチア人たちはお守りとして身につけていたみたいです。
窮屈なネクタイもクロアチア人がフランスに来なければ「なかったかもしれない」といわれています。
フランスではネクタイのことを「クラヴァント」と呼んでいますが、これはクロアチア人が由来とのことです。
社会人になるとネクタイは必ず必要になるものです。
先輩や上司はもちろん、相手に失礼にあたらないように身だしなみとして揃える人は多いです。
また、普段スーツを着ない人でも厳粛な場やフォーマルな場ではネクタイは必要ですよね。
特に冠婚葬祭のときなどは今でも必須ですから、最低限のネクタイの結び方は覚えておきましょう。
簡単なネクタイの結び方
ネクタイを選ぶ場合、持っているスーツやシャツと合わせて選ぶことが必要です。
スーツの色やシャツの色、形などをイメージして選ぶと自然でオシャレな感じで選べます。
一番簡単に結べるネクタイの結び方は「シンプルノット」と呼ばれるもので、どんなスタイルのネクタイやシャツの襟にも合う結び方です。
最も広く愛用されている結び方で体型的にも中肉中背の男性から背の高い男性にも似合います。
シンプルノットの結び目は円錐形でやや縦に長めになっています。
ネクタイが細ければ小さめ、太目だと大きめの結び目に仕上がります。
シンプルノットのネクタイの結び方
1.大剣を小剣の上に交差するように重ねます。
2.大剣を小剣の周りを一周するように小剣の下に持っていきます。
3.大剣を小剣の上に、横に交差するように持っていきます。
4.出来かかっているネクタイの結び目を人差し指で抑えながら、大剣をV字になっている襟もとのほうに下からくぐらせるように通していきます。人指し指を離し、大剣の先を下の結び目の袋に通します。
5.小剣を押さえて、大剣の先を丁寧に下へ引っ張りながら結び目を締めていきます。結び目は襟もとまで上げて位置と形とを整えます。
オシャレなネクタイの結び方 ~その1~
シンプルノットはその名の通り、一番簡単なネクタイの結び方です。
ですから他の人と差をつけたいならネクタイの結び方も何種類か覚えておきたいものです。
シンプルノットを少し進化させた結び方にダブルノットという結び方があります。
ダブルノットはシンプルノットに似た結び方で、違いとしてはシンプルノットでは小剣の周りを一巻きしかしないのに比べ、ダブルノットは二重に巻きます。
シンプルノットよりも結び目が厚いので、ほとんどどんなタイプのシャツにもよく合います。
ネクタイも幅がとても太いタイプ以外のほとんどのネクタイに適しています。
ダブルノットで結ぶ場合は、二重に巻く分大剣の方が小剣よりも長くなるように首にまわして結ぶようにしましょう。
ダブルノットのネクタイの結び方
1.大剣が小剣の周りを一周するように巻きます。
2.大剣がもう一度、小剣の周りを一周するように巻きます。
3.大剣をネクタイがV字になっている襟もとのほうに下からくぐらせるように持ってきて、1.または2.でつくられた結び目の袋に大剣の先を通して結ぶようにします。
オシャレなネクタイの結び方 ~その2~
他にもフォーマルな場に似合うネクタイの結び方として、ウィンザーノットという結び方があります。
典型的な英国調スタイルのこの結び方を流行させたのがウィンザー公でした。
この結び方は、結び目をふっくらと大き目に仕上げることができます。
特に似合うのがイタリアンカラーなどワイドカラータイプのシャツですね。
結び方としては他の手順より少し難易度が高いですが、オシャレのために頑張りましょう!
コツは、結び目がシャツの襟もとの中央にきてシャツの最後のボタンが見えないようにします。
大剣の方が小剣よりもかなり長くなるように垂らします。
ウィンザーノットのネクタイの結び方
1.大剣を小剣の上に交差して、大剣をネクタイがV型になっている襟もとに下からくぐらせるようにしてループを作ります。そして大剣の先を自分の右胸側に持っていきます。
2.大剣の先を反対側のネクタイの裏で交差したら、その先をV字型の上に持っていって巻きあげてループをもうひとつ作ります。
3.大剣の先を右胸側に、横から小剣の上で交差します。
4.大剣の先を上に持っていき、V字の裏からくぐらせるように通して、横にできたループに通します。
5.小剣を押さえながら、大剣の先を丁寧に下へと引っ張りながら、結び目を締めるようにして結び目は襟もとの中央にくるように上げて位置と形とを整えます。
まとめ
いかがでしたか。
ネクタイの結び方は何十種類もあり覚えるのが大変です。
ですがTPOに合わせて結び方を変えることができればとてもオシャレですよね。
会社へ出かけるときなどいつもはシンプルノットやダブルノット、結婚式などフォーマルな場ではウインザーノットといったように使い分けができるといいですね。