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ライトニングネットワーク実装でビットコインが崩壊?メリットよりもデメリットが多い新テクノロジー

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2018年中にビットコインに新しい仕組みのトランザクション処理である「ライトニングネットワーク」が実装されると噂されています。

ライトニングといってもFFのライトニングさんのことではありません。「雷(Lightning)」のように早い処理速度という意味合いを持ち、これまでビットコインの致命的な欠点ともいわれる送金速度の遅さを解決した仕組みとして注目されています。

 

しかし、コトはそう簡単にはいかないようで、もし実装されれば「ビットコインは崩壊するのでは?」なんて予想している人もいます。

その理由はいったい何なのか、ライトニングネットワークの実装によるビットコインへの影響とともに解説をしていきます。







ライトニングネットワークを実装するとどうなる?

ライトニングネットワークはビットコインだけに留まらず、EthereumやLitecoin, Rippleなどのアルトコインでも実装の計画があります。

そりゃそうですよね。「仮想」とはいえ通貨なんですから使えなきゃ意味がないですし、より便利に使えるように改善していくことこそ、通貨の価値を上げていく最善の策です。

 

では、ライトニングネットワークを実装するとどのようなことになるのでしょうか?

 

トランザクション処理がケタ違いに

現状のビットコインは6~7トランザクション処理/秒ですが、ライトニングネットワーク上では数百万とも数億ともいわれるトランザクション処理を可能にします。

どれくらい早いかはマイクロペイメントのデモ動画がYouTubeにアップされていますのでこちらを参照してみてください(英語です)。

 

これまでビットコイナーが悩まされていた送金詰まり(スケーラビリティ問題)が解決し、小売店でのビットコイン支払いも対応することができるようになります。

 

手数料が安くなる

これまでは手数料を多く支払うことでビットコインの送金スピードを上げることができました。マイナーに優先的に処理をしてもらうためですね。

ある程度安い手数料でも送金することはできますが、それだと送金詰まりを引き起こして最悪1週間以上も送金が完了しないこともあります。

 

しかしライトニングネットワークは処理能力が格段にアップしているのでこういった問題が発生しません。

いつでも最安の手数料で送金が可能になります。

 

少額送金に対応できる

現状ビットコインでは送金額の下限がありますが、ライトニングネットワークでは少額送金が可能になります(マイクロペイメント)。

0.00000001BTC(1サトシ)単位での送金が可能になり、かつ手数料が非常に安いのでビットコインの本質的な価値が上がるのではと期待されています。




ビットコイン価格が暴落する?

一見良いことずくめに見えるライトニングネットワークですが、もし実装することになればビットコインの価値が暴落するのでは?と心配されています。

その大きな理由が「マイナー(採掘者)の手数料減少」によるものです。

 

さきほど「最安の手数料で送金が可能に」と書きましたが、裏を返せばマイナーたちの取り分が減ってしまいます。

マイナーは基本的に2種類の方法で利益を得ます。

  • ブロック生成による報酬
  • 送金時の承認による手数料

ビットコインはその価値を保つために発行数量が決められており、将来的に2100万枚が上限となっています。

上限に達するのは2140年ですが、2033年には発行数量の99%へ達し、その後100年以上かけて残り1%分を発行することになります。

 

マイナーからすればビットコイン採掘による報酬は年々下がり、儲けが少なくなってしまいます。さらに送金の承認による手数料まで減らされてしまうんじゃたまったもんじゃありません。

実装されれば収益をあげていたマイナーがBTCから離れていく可能性は否めません。

 

ハッキングリスクが伴う

ブロックチェーンは改ざん不可能なシステムなのでセキュリティは非常に強固ですが、ライトニングネットワークはブロックチェーンから切り離されます。

利便性が上がるのは間違いありませんが、その分ハッキングリスクも上がります。




ビットコインの存在価値とは?

仮想通貨=ビットコインと考えている人はもうほとんどいませんが、ひと昔前はそういった考えの方がたくさんいました。

ライトニングネットワークによる少額決済を可能にするために様々な問題をクリアしていく必要のあるビットコインは、将来はどこに着地してくのでしょうか?

 

決済の手段としてはすでにリップルが銀行とタッグを組んで進めており、WEBを通じた少額決済に対応しています。

となれば、わざわざリスクを冒してまでビットコインへのライトニングネットワーク実装をする必要はないように感じます。

 

すでに発行数量上限の8割以上を発行しているビットコイン。

新しいテクノロジーによりさらに便利になればよいですがいろんな障害が待ち受けています。今のままでは明るい未来はなかなか見えてこないですね。

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