ドラえもんのひみつ道具、ほしいですよね。
一番欲しいのはどこでもドアで、次にほしいのはタイム風呂敷ですかね。
タケコプターも欲しいけど空を飛ぶにはいろいろ法律がありそうだし、でもそんなこといったらどこでもドアもビザの問題が出てきそうな気もします。
子供のころは一度は欲しいと考えたドラえもんのひみつ道具ですが、さすがは21世紀。
とうとうほんやくコンニャクならぬ「メガホンヤク」が登場し、Yahooニュースのトピックにも挙げられていましたので紹介したいと思います。
ほんやくコンニャクとは
一応ご存じない方のために「ほんやくコンニャク」が何なのかをご説明します。
藤子不二雄さんのマンガ「ドラえもん」に登場する未来の便利グッズのひとつで、アイテム自体はコンニャクそのもの。
しかし食べることによってあらゆる言語を理解できるようになる未来の「翻訳機」です。
設定では地球上の言語以外にもロボットが話す会話も理解できるようになっていました(映画「のび太と鉄人兵団」より)。
ついに登場!メガホンヤク
見た目はただのメガホンと何ら変わりないです。
ただこのメガホン、とんでもない機能がついています。
たとえば日本語で「急いでください」とメガホンで喋ると、そのあと英語・中国語・韓国語に自動翻訳をして喋ってくれる驚きの機能が付いています。
システムの種は無線通信で、日本語で喋るとメガホンについている翻訳システムが反応し、それに対応した各国の言語で音声が流れる仕組みです。
約300の定型文と1800パターンの文章
メガホンヤクはPanasonicが開発した商品で、一度喋った言葉は再生ボタンを押し続けることで何度でも再生が可能になっています。
さらに約300の定型文を登録することができ、1800パターンの文章が収録できるという優れもの。
事前に登録しておけばメガホンヤクの再生ボタンを押すだけでいいですし、業界によっては特有の単語などもありますのでその単語を登録できるのも便利ですね。
さらに無線通信ならではですが、要望に合わせて定型文の追加登録もできるらしく、これからのインバウンド対策にもってこいの便利アイテムです。
こんなときに使いたい!メガホンヤク
訪日外国人数は2016年10月単体でも200万人を超え、今年はすでに2000万人オーバーとなっています。
10年前と比較すると3倍以上にもなっているんですよね。
でも、それにしては日本人の英会話能力はそこまで追いついていないように感じます。
ですから、外国人をお客様として取り込むにはメガホンヤクのようなアイテムがあると便利ですよね。
公共施設やイベントでの誘導にメガホンヤク
イベント会場は人がごった返すので誘導するのも一苦労です。
そしてイベントの内容次第では訪日外国人も来場されることも想定されますので、メガホンヤクがあればいちいち外国語を話せるスタッフを雇う必要もないです。
「割り込まないでください」とか「右側通行です」などあらかじめ定型文を登録しておけばスムーズな列整理ができます。
事故・災害時にメガホンヤク
地震や火災などの天災は忘れたころにやってきます。
万が一の時、店内に外国の方がいたらそれだけで困ってしまいますよね。
そんな時メガホンヤクがあればパニックにならずに避難誘導することができます。
1対1の接客にもメガホンヤク
最大80デシベルまでの音量調節ができますが、1体1の接客を行うときには音量を調節すればOK。
銀座や秋葉原などのショップにメガホンヤクを1台置いておけば、急な外国人客の来店時にも慌てずに対応することができます。
まとめ
ドラえもんがやってきたのは22世紀ですが、現在はまだ21世紀の初頭です。
こんな時期にメガホンヤクのような夢のアイテムが商品化されるということは、22世紀には本当にタケコプターやグッスリまくらくらいは商品化されるんじゃないでしょうか。
なお、メガホンヤクは5台以上・36か月からの契約となるそうです。
気になる方はPanasonicにお問い合わせしてみてくださいね。