新宿から約1時間で行ける人気スポット「高尾山」
都心からのアクセス良好で、ケーブルカーもついているからちょっとした山登りにもってこいの高尾山。
東京近郊に住んでいる人なら何度か上った方も多いんじゃないでしょうか?
そんな高尾山ですが、実は初心者向けのコースから運動不足程度の方には少しつらいコース、ちょっとドキドキする吊り橋コースなど、様々なコースがあるのをご存知ですか?
今回はそんな高尾山の意外と知られていない登山ルートなども含めてどどんと教えちゃいます♪
カップル向け、ファミリー向け、蕎麦店、洋食店など自分だけのルートを計画して高尾山を思いっきり楽しむことができますよ。
王道の1号路
高尾山でも王道の1号路といわれる「自然研究路1号路」はサル園やたこ杉、灯篭が並ぶ道、男坂と女坂、そして薬王院と見どころいっぱいのコースです。
舗装路で歩きやすくケーブルカーやリフトを利用することもできます。
高尾山を訪れる人に最も利用されている人気のコースです。
1号路のコースは歩行時間:約1時間30分、歩行距離:3.8km、標高差:404mとなっています。
このコースの上り方とですが、道は舗装されているものの急勾配の道なので、小さな歩幅でゆっくりと登っていくようにします。
また、金毘羅台のあとは急坂が続くので金毘羅台で一度休憩するのがおすすめです。
また、帰りの下りでは膝を痛めないように注意することも必要です。
1号路を下る場合、ドスン、ドスンと着地せずに太ももの筋肉をクッションにして静かに着地することです。
ストックがあると膝への負担を減らすことができますね。
名所を廻れる2号路
2号路は「高尾山の森林」がテーマの登山道です。距離は0.9m、所要時間30分、標高差100mの周回コースです。
1号路を挟み、常緑樹の森が広がる南側斜面から、落葉樹の森の北側へと植生の違いを感じながら歩くことができます。
はじめは1号路の南側斜面を歩きます。
霞台から南側への階段を下っていくと琵琶滝への分岐に出ます。
琵琶滝への分岐から南側斜面の平坦な道を歩くと3号路と合流。
南側斜面はよく日があたり、常緑広葉樹林になっています。
3号路と合流して右の階段を登っていくと浄心門です。
1号路を横切り、北側の斜面に入ると急な下り坂になっています。
やがて平坦な道となっていますが、道が狭く注意も必要です。
北側斜面は落葉樹林で、秋には落ち葉の敷き詰められた道を歩いていけます。
しばらく歩くと、蛇滝コースが左から合流して階段を登ることで霞台に戻ってきます。
自然をたっぷり楽しむ3号路
高尾山3号路は別名「かつら林コース」と呼ばれています。
浄心門下と5号路合流点を結ぶ約1時間のコースです。
浄心門からスタートして山頂に向かい高尾山の南側をトラバースするように進む2.4㎞の登山道です。
浄心門から坂道を南方面に少し、下ったところで2号路を左に分け、右方向に進みます。
2号路との分岐からは高尾山の南斜面をトラバースするように起伏の少ない登山道が続きます。
カシ類やヤブツバキなどの常緑広葉樹が拡がる森の中にあります。
日差しが降り注ぐ明るいコースです。
コースにはいくつかの沢が流れてそれを渡るところには短い木の橋が架けられています。
海を渡って飛来するアサギマダラの食草のキジョランがところどころの木に巻きついていたり、ヤマルリソウ、ネコノメソウ、サイハイラン、ムヨウラン、キバナノショウキランなどのラン科の植物を目にすることができます。