くりくりした目で愛くるしいミニチュアダックス。
我が家にも女の子を2頭迎えて、毎日の世話やしつけは大変だけどもそれ以上の幸せを届けてくれています。
人懐っこい性格に加え胴長短足のミニチュアダックスは、人気犬種ランキングでも常に上位にいますが、もともと狩猟犬であったため狭い家の中もお構いなしに「ドドドドッ」と走り回ります。
そのため室内犬としては筋肉量が非常に多く、適度な運動と高たんぱく質のフードを選ぶ必要があります。
また小型犬のため室内飼いがメインとなり、散歩の時間をあまりとれないご家庭の場合「肥満リスク」が高まってしまうワンちゃんです。
他にも胴が長いことによる「椎間板ヘルニアリスク」など、ケアすべきところが多岐に渡る犬種でもあります。
そんな愛犬に食べさせるドッグフードは慎重に選びたいものです。
ミニチュアダックス特有の悩み
さきほども簡単に挙げてみましたが、ミニチュアダックスは可愛い反面、手のかかる犬種でもあります。
特に飼い主を悩ませるのは以下の3つです。
太りやすい体質
ミニチュアダックスの元となる「スタンダードダックス」は、アナグマを地中深くまで追跡する狩猟犬として活躍していました。
その後、さらに小さい獲物(ネズミやウサギなど)を狩るためにさらに小さいサイズとして、ミニチュア、さらに小さいカニンヘンというサイズのものが誕生していきます。
よくクッションやベッドなどを一生懸命掘っている可愛い姿を見かけますが、これも受け継いできたDNAがそうさせているのかもしれませんね。
もともと外で活躍する犬種であったためその運動能力は高く、15分や30分程度の散歩では運動不足になってしまうこともあります。
そのため、特にフードを気にせずあげてしまっていると、いつの間にか肥満になってしまいダイエットを余儀なくされてしまいます。
好き嫌いが多い
ミニチュアダックスは非常に頭が良い犬種(後述しますがその代わり頑固…)です。
だからなのか、好き嫌いがハッキリしている仔が多く、一旦高価なフードをあげてしまうと以降それしか食べなくなってしまうことがあります。
以前ビーグルを飼っていたことがありますが、とにかく食欲旺盛でフードをあげると1分も経たずに平らげてしまっていましたが、ミニチュアダックスの場合は(その仔の性格にもよりますが)食欲よりも遊びたい!などの欲求の方が強い場合があります。
涙ヤケをしやすい
ミニチュアダックスはクリッとした目が特徴ですが、その分涙ヤケ・目ヤニが出やすい犬種です。
ある程度の目ヤニはしょうがないですが、特にひどい場合は「フードが合っていない」可能性もあります。
一般的に目ヤニの原因は「老廃物・不純物」が原因であることが多く、これには「体内に消化されなかった余分なたんぱく」も含まれています。
「フードを替えたら目ヤニが出なくなった」
なんてこともありますので、効率的にたんぱく質を吸収できるフードに替えてみるのもひとつの手でしょう。
ミニチュアダックスにあげたいフードとは?
ここまで「ミニチュアダックスの代表的な悩み」を解説してきましたが、今後はそれぞれについて解決できるフードの条件を挙げてみます。
高たんぱくであること
ミニチュアダックスのフードを選ぶ時、一番最初に考えたいのが「高たんぱくなフード」であるかどうかです。
ただでさえ胴長のダックスは、その背骨をしっかりと筋肉で支える必要があります。
ダックスで一番かかりやすい病気は「椎間板ヘルニア」とも言われ、筋肉量の減少により発症してしまうケースが多く見られます。
筋肉増強に良い高たんぱく質の食事を与えることで、ヘルニアなどのリスクを軽減させることができます。
また、高たんぱく質のフードは犬の持久力や耐久力を上げることが分かっており、また消化率も高いので子犬の頃からでもあげることができます。
低脂肪であること
次に気を付けたいのが「低脂肪であるかどうか」です。
しっかりと運動させることができる環境であればあまり気を付けなくても良いですが、どうしても室内で飼うことが多いミニチュアダックスは「万年運動不足」になりがちです。
さきほどの「椎間板ヘルニア」も肥満から発症することがあり、ワンちゃんの健康のためにも常にベスト体重を維持させておきたいものです。
脂肪分はドッグフードのパッケージに記載されていますが、概ね15%前後のモノを選ぶと良いです。
少し太り気味だなと感じたら12%ぐらいの低脂肪フードに替えてみるのも良いでしょう。
愛犬が飽きない味かどうか
ミニチュアダックスは顔と体型に似合わずとても「頑固」です。
お利口な面もありますが、訓練自体はそこまで得意ではなく、大人になっても子供な一面を垣間見せることがあります。
そんな頑固なダックスですから、一度「美味しい!」と思ったフードを貰えなくなると頻繁に要求吠えをしたり、口に合わないフードに手を付けなくなってしまいます。
高たんぱく・低脂肪であることはもちろん、愛犬が美味しいと思ってくれるフードを選ぶことが重要です。
安すぎるフードは様々な問題が
市販されているフードには様々な種類のものが出ています。
それこそ1kg150円などの激安品もあります。
ミニチュアダックスの寿命は14~17歳といわれていますから、毎日あげるフードもできるだけ安くしておきたいというのが心情です。
ですが、安すぎるフードには色々な問題も隠されています。
その大きな理由として挙げられているのが、フードに含まれる成分です。
特に問題視されているのが「穀物」で、メーカーによっては原価を安くするためにこの穀物が多く含まれたフードを販売しています。
穀物自体が問題というわけではなく、含まれているグルテンが免疫期間を刺激してアレルギーを引き起こす可能性があるので、「グルテンフリー(またはグレインフリー)」と明記されているフードを選ぶと良いです。
また、トウモロコシを成分としたフードは消化が良くないので、特に仔犬のときは与えない方が賢明です。
ミニチュアダックスにおすすめのドッグフード
それではミニチュアダックスのおすすめのドッグフードを紹介していきます。
モグワンドッグフード
- 高たんぱく、動物性たんぱく質50%以上
- グレインフリー(穀物不使用)
- 着色料、香料不使用
- 1.8kg 3,960円
モグワンドッグフードは試食会で97.8%のワンちゃんが食べたというデータもあり、ただ「健康を意識したフード」とは違い、リピート率の非常に良いドッグフードです。
モグワンはペットショップなどの店頭では買うことができないのですが、理由としては「既に原価が高いから」これ以上原価乗せをするわけにはいかず、販売員の必要がないインターネットでしか手に入れることができません。
脂質も12%しかないので、日頃運動不足で太りやすくなっているミニチュアダックスにはピッタリのフードですね。
カナガンドッグフード
- 人口添加物不使用
- グレインフリー(穀物不使用)
- 全犬種、全ライフステージ対応
- 2kg 3,960円
モグワンドッグフードを開発したのは「カナガンのスタッフ」で、同様にワンチャンへのケアがしっかりとしています。
その栄養バランスの良さから、購入された方の実に88%が定期購入という人気のドライフードです。
特に良いのは「パピーからシニアまで」全ライフステージで食べられるように研究開発されているところです。
コロコロとフードを替えてしまうとワンちゃんにもストレスを与えるばかりか、場合によっては好き嫌いも出てきてしまいますので、一度「コレ!」と決めたら生涯与え続けられます。
アランズナチュラルドッグフード
- 無添加対応
- アレルギー対応
- 高消化吸収
- 2kg 3,960円
アランズナチュラルドッグフードは「自然給餌」という考え方のもと、祖先である野生の犬が食べてきたモノを反映させた食事を与えるべき、というコンセプトのもとに作られています。
さすが動物先進国のイギリスで開発されただけあります。
ドッグフードというと「犬しか食べられない」というイメージがあるかと思いますが、アランズはなんと「人が食べることのできる原材料」のみを使用しており、アレルギーを引き起こすとされる「小麦・大豆・乳製品・トウモロコシ・牛肉・豚肉」は一切使用していません。
ミニチュアダックスのドッグフードまとめ
いかがでしたか。
ミニチュアダックスを飼われているご家庭を悩ませる問題とそれに向けた解決策、そしておすすめのドッグフードを紹介しました。
ドッグフード選びのポイントをおさらいすると、
- 高たんぱくである
- 低脂肪である
- グレインフリーが望ましい
- 愛犬が飽きずに食べられる
ということと、さらにひとつ付け加えると「ドライフード」であることが重要です。
夏場、出勤前に食欲があまりない愛犬がフードを食べきるまで見守れない!なんてことがありますが、ドライフードなら腐る心配もありませんし、冬場の暖房でもあまり痛むことはありません。
今回紹介した3つのフードは全てドライフードです。
どれも3,960円とやや割高ですが、定期購入に申し込むことで最大20%ほどの割引がありますので、一度試してみて愛犬の口に合うかどうか確認してみるのも良いですね。