2020年に東京で開催されることとなったオリンピック&パラリンピック。
この千載一隅のチャンスにと、大会を支える「ボランティア」への応募を考える方も多いのではないでしょうか?
そんな皆さんのためにも、こちらでは簡単ではありますが、『東京2020大会』のボランティア活動について記載したいと思います。
ボランティアと言えば例の"アノ"制服
ところで『東京2020大会』のボランティア活動といえば、皆さんの中には2015年にお披露目された「例の"アノ"制服」を思い出される方も多いのではないでしょうか?
桝添元都知事の肝いりで、「&TOKYO」のもとに作られた"アノ"制服(上記参照)は、多くの人々から「ダサい」「これはない」「税金のムダ」など、かなり不評とされました。
その後、東京都知事が小池百合子さんへと代わり、これらは「効果の出ないものの典型」として見直されることになります。
2017年9月になると、「東京都観光ボランティア」の新ユニフォームが発表されました。
こちらは市松模様(=東京らしさ)を取り入れ、インフォメーションを意味する「i」や、背中にQRコードも入れられています。
新ユニフォームの制作費は約8000万円。各3,000枚を配布予定ですが、旧ユニフォームも活用(予定)とのこと。
またユニフォームに関しては、様々な案件で紆余曲折を繰り返してもいたようです。
ボランティアの参加方法
現在『東京2020大会』のボランティアの概要は、以下のサイトにて公開されています。
https://tokyo2020.jp/jp/get-involved/volunteer/
サイトには『東京2020大会』のボランティア活動の詳細や、過去の大会などで活動した方のインタビューなどが掲載。
こちらは「公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」が運営しています。
『東京2020大会』では「大会ボランティア」と都内の「都市ボランティア」、この2つを合わせた"9万人以上"の人員によるボランティア活動を想定。
- 大会運営に関わる「大会ボランティア」=東京2020組織委員会
- 都内における「都市ボランティア」=東京都
それぞれが分かれて、募集、研修、運営を行うことになるのです。
それでは次の項目からは、募集や応募条件について説明します。
「大会ボランティア」の募集
概要および運営組織
主に大会前後や期間中に、「競技会場」や「選手村」など大会施設での案内や誘導の役割を担います。
こちらは直接大会運営に参加することで、雰囲気を感じたり共に作ることにもなるのです。
運営・募集は「公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」が行います。
活動内容例
○会場内誘導・案内
○ドーピング検査(サポート)
○ドライバー(会場間の車移動)
○スタッフ受付
○ユニフォーム配布
○メディア(取材)対応サポート
○言語サービス
○選手団サポート
○物量サポート
○物品貸し出しサポート
○持続可能性活動サポート(ボミの分別など案内)
○ID発行サポート
○競技運営サポート
○医療サポート=ファーストレスホンダー(最初の対応者)として
応募条件(案)
1. 2020年4月1日時点で「満18歳以上」
2. ボランティア研修に参加可能
3. 「日本国籍」もしくは「日本滞在資格」を有する
4. 10日以上の活動ができる
5. 大会の成功に向け、情熱を持ち最後まで役割を全うできる
6. 互いを思いやりチーム活動をしたい
5~6は心構えなので、後は年齢と国籍、そして研修や活動に従事する時間を作るのが必要となります。
募集開始時期
「2018年夏ごろ」を予定。
いよいよ来年、かかさず公式サイトをチェックしましょう。
「都市ボランティア」の募集
概要および運営組織
国内外からの観光客へと、観光や交通案内を行います。
主な活動場所は空港、駅、観光スポットなど。
詳細は「東京都ボランティアナビ」にて。
⇒http://www.city-volunteer.metro.tokyo.jp/index.html
運営・募集は「東京オリンピック・パラリンピック準備局」が行います。
※現在東京都では「東京オリンピック・パラリンピックを謳った詐欺」まがいの勧誘に対し、注意喚起がなされているようです。
金銭などの要求や不審な請求などがあった場合、すぐにも準備会へとお問い合わせください。
募集開始時期
一般の募集開始は「2018年夏ごろ」を予定しています。
こちらは「東京都ボランティアナビ」をこまめにチェックした方が良さそうです。
皆さんの力をボランティアへと生かすことで、是非とも『東京2020大会』を成功に導きましょう!