春は新入社員の歓迎会が多くなります。
また、転勤や人事異動などで挨拶する機会もあって、上司が使える挨拶やスピーチなどが重宝されます。
でも、この「挨拶」があなたのイメージとして新入社員に強く残っていることをご存知ですか?
最初の挨拶で躓いてしまうと、その後の関係がギクシャクしてしまう可能性だってあります。
新入社員の歓迎会での挨拶は、しっかりと考えて挑みましょう^^
メラビアンの法則
http://chuplus.jp/
実は、人って出会ってから3~5秒で第1印象を決めているのをご存知ですか?
アメリカの心理学者「アルバート・メラビアン」氏が提唱した概念ですが、接客業ではよく使われる考え方です。
それによると、人は
見た目やしぐさ、視線などの情報で55%
声の質や話すスピード、大きさや口調などの情報で38%
そして、なんと言葉そのものの意味や内容については、たったの7%しか第1印象を決めるための情報として捉えられていないんです。
ですから、まずは挨拶の内容よりも身振り手振りについて気を付けたほうが良いかもしれません。
その1 ~挨拶をするときは視線に気を付ける~
「目は口程に物を言う」
と言うことわざがある通り、話をするときにはその視線の送り方が重要です。
自信がない人は伏し目がちになってしまったり、また仲の良い人にだけ視線を向けることが多いです。
こうなると、新入社員は
「この人の上司で大丈夫かな?」
「ボクを相手にしてくれないのかな~?」
と思ってしまいます。
挨拶をするとき、特に大人数を相手に話をするときは、一人ずつ目を合わせるように左から右へ、一番右へ行ったらまた左へ、というようにみんなへ視線を向けることが大事です。
その2 ~手は落ち着かせること~
誰しも大勢の前で話をするのは緊張するものです。
ですが、その緊張を悟られまいと手をあご付近に寄せたり、手もみしながら話をするのもどうかと思います。
基本的には手をおへそのあたりで組み、動かさないようにしましょう。
堂々としていて自信がある人に見えます。
また、話をする上で協調したいワードがあれば、手振りでダチョウ倶楽部の「やー!」の構えをするのも良いです。
そうすることで聞いている人は、そのワードが大切なものだと認識してくれます。
その3 ~ゆっくりと大きな声で喋る~
緊張しがちな人のありがちなパターンとして、早口になったりボソボソと聞き辛い声量で話をすることがあります。
これは上司として一番やってはいけないことです。
話を聞いている側からすると、すご~く自信無さげに見えてしまい、上司としての威厳が失墜してしまいます。
「これでもか!」
というぐらいゆっくりと、そして出来るだけ大きな声で話しをしてください。
また、声質も重要です。
できるだけ低い声で話すのが良いとされています。
なぜなら低い声というのは「落ち着く」「納得する」という性質があるからです。
低い声を出すには腹式呼吸が大事ですが、それよりもなるべく喉を絞めずに喉回りをリラックスさせた状態で話をする練習をしてみてください。
また、喉の奥のほうにピンポン玉が入るぐらいに膨らませて喋るのも有効的です。
新入社員の歓迎会に限らず、第1印象を良くするために使ってみてくださいね♪