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【リオ五輪】ベルニャエフ選手の採点14.800は妥当なのか?

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内村選手の44年ぶりの快挙「個人総合&団体総合での金メダル」に日本中が湧いた日本時間の午前7時。

早起きされていた方や、8月11日は祝日(山の日)だったので眠い目をこすりながら世通し観ていた方も多かったのではないでしょうか?

見事に歴史に残る大勝負を繰り広げた内村航平選手とオレグ・ベルニャエフ選手。

そして、オリンピックという大舞台でしかも最終種目の鉄棒でほぼパーフェクトに近い演技をすることができた内村選手には「あっぱれ」ですね^^

でも祝福モード満載の最中、「本当にベルニャエフ選手の演技は14.800点だったの?」と喉に小骨が刺さったような感じになってしまったのはボクだけではないと思います。

そこで、ベルニャエフ選手の演技が14.800点である理由と、内村選手が大逆転を果たした理由について考えてみました。

オレグ・ベルニャエフという選手

惜しくも最終種目の鉄棒で逆転され銀メダルに終わったオレグ・ベルニャエフ選手ですが、実は個人総合でのメダル獲得は今回が初めてなんですね。

2014年には平行棒で金メダルに輝いていますが、正直内村選手もここまで追い込まれるとは思っていなかったでしょう。

そんな彼ですが、内村選手がインタビューを受けていた際に海外メディアから「審判に好かれている」と言われ、それを聞いたベルニャエフ選手は大激怒。

顔だけじゃなく心までイケメンですね。

また内村選手は世界の体操選手からリスペクトを受けており、ベルニャエフ選手も尊敬している体操選手のひとりであるがために怒ったんでしょうね。

そういえば今回のオリンピックを観ていて気づいたことですが、選手が演技を終わった後に控えている海外選手たちとハイタッチをしていました。

体操選手たちはお互いがライバルなのは事実ですが、「自分がいかに良い演技をするか」に集中していますからライバルたちの演技が良ければ褒め称える文化なのでしょう。

とても印象的でした。

内村選手とベルニャエフ選手の勝負を再確認

次に両者の戦いを今一度振り返ってみましょう。

種目 内村選手 ベルニャエフ選手 得点差
ゆか 15.766 15.033 +0.733
あん馬 14.900 15.533 +0.100
つり輪 14.733 15.300 -0.467
跳馬 15.566 15.500 -0.533
平行棒 15.600 16.100 -0.401
鉄棒 15.800 14.800 -0.901
合計 92.365 92.266 +0.099

内村選手はゆかでトップ発進、あん馬終了まではトップを保っていましたが、ベルニャエフ選手はそのまま高得点を出し続けついにつり輪で逆転。

さらには平行棒で16.100という高得点を出し、その時点では誰もがベルニャエフ選手の金メダルだと思っていました。

しかし結果は最大0.901の差を僅差でまくった内村選手の大逆転勝利となりました。

お互いの最終種目「鉄棒」を考察

ボクは生放送で観ていましたが、ベルニャエフ選手の鉄棒演技は少し無難な構成だなと感じていました。

もちろん素人目ですのでそれが果たして合っているのか分かりませんでしたが、ニュースで取り上げられている内容を見て納得しました。

そもそも内村選手は演技構成の難易度がベルニャエフ選手よりもプラス0.6点高かったそうで、同じ精度であった場合にはそれだけで0.6点縮まっていたのです。

さらにはベルニャエフ選手は最後の着地で大きく前へ踏み出してしまい、また(素人目には良く分かりませんでしたが)大車輪のときの肘が伸びていないなど減点対象となる演技がいくつかあったようです。

ネットでは「八百長か?」などと騒がれていましたが当然そんなことは無く、内村選手は勝つべくして勝ったというのが正しいですね。

内村選手金メダルおめでとうございます!

そしてベルニャエフ選手も素晴らしいスポーツマンシップでの銀メダルおめでとうございます!

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