リオ五輪で先日男子団体総合で金メダルを獲得した内村航平選手がまたやってくれました!!
ウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手が出した92.266点を僅か0.009点上回る92.365点を叩き出して見事優勝、金メダルに輝きました!
オリンピックの歴史に残る大逆転劇
体操男子の個人総合では6種目の演技による合計点で争われます。
種目
ゆか・つり輪・あん馬・ 跳馬・平行棒・鉄棒
体操では各種目とも「満点」という規定はないものの、その多くが14点~16点程度で収まります。
内村選手は最初の種目「ゆか」で15.766点を出し一時トップとなるも、次のあん馬でベルニャエフ選手に逆転されます。
そして最終種目の鉄棒直前で、なんと0.901点も離されていました。
約1点ですよ!
ベルニャエフ選手は5種目終えた段階で77.466点。
ということはここまでの平均点は15.493点です。
例え鉄棒が得意の内村選手でもちょっと差がありすぎて「これは金メダルは無いな…」という実況の方からの雰囲気も伝わってきたこの大きな重圧の中、内村選手はプレッシャーをはねのけ15.800点という高得点を叩き出しました。
でも1位のベルニャエフ選手は鉄棒で14.900点を取れば優勝です。
正直ベルニャエフ選手の演技中「落ちてくれ!」と願っていた自分がいました。
(ベルニャエフ選手ごめんなさい)
そして奇跡が起きた
願いもむなしくベルニャエフ選手は鉄棒から落下することなく無難に演じていました。
でも思い返すと「無難すぎる」演技だったのかもしれません。
そして最後の着地でベルニャエフ選手はバランスを崩し半歩ほど前に出てしまいました。
しかしながらミスらしいミスといえば着地だけだったので優勝を確信したのでしょう、ベルニャエフ選手がガッツポーズを見せました。
でもその時解説の方が「これはかなり僅差ですよ!」とおっしゃってました。
正直鉄棒は落下でもしない限り何がミスなのか分かりませんが「もしかしてコレはイケるのかも!」と思っていた矢先、14.800点という採点が発表。
内村選手の金メダルが決まったときは朝の6時に部屋で叫んでしまいました。
内村選手、44年ぶりの体操男子2大会連続金メダルおめでとうございます!
このまま日本の金メダルラッシュを期待しています!!