一度回し始めると数分間は回転し続けることが特徴のハンドスピナー。
長い物だと7分以上も回転し続けるため、その不思議さから注目されるようになりました。
また回転が長く続くことで集中力を養ったり、ADHDの子どもを集中させたりすることにも役立つと言われています。
そんなハンドスピナーですが、どのような構造で長時間の回転を実現しているのでしょうか?
またハンドスピナーの自作の作り方もまとめました。
・ハンドスピナーの構造とは?
ハンドスピナーが長時間回転するための構造には2つのポイントがあります。
1つ目のポイントはボールベアリングです。
ボールベアリングとは軸と軸受けの間に複数のボールが組み込まれたパーツです。
モーターなど回転を必要とするものに利用されるパーツで、小さな力で回転させてもスムーズに回転するため、力の無駄がなくなるのです。
このボールベアリングがハンドスピナーの中心に組み込まれています。
そのためハンドスピナーがスムーズに回転し、長時間回るのです。
そして2つ目のポイントは全体のバランスです。
例えばハンドスピナーには3枚の羽がついた形状のものが多くありますが、その1か所だけが極端に重たかったとします。
すると回転する際にハンドスピナーの重心がぶれてしまい、すぐに回転が弱まってしまいます。
例に挙げたように極端に重さが違う場合はもちろんですが、少しの重さの違いでも重心がぶれることがあります。
そのためハンドスピナー全体のバランスを均一にすることで、回転時間が伸びるのです。
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・自作ハンドスピナーの作り方
ハンドスピナーは非常に人気ですが、今では単に市販の物を購入して回すだけでなく、自作して楽しむ人も増えています。
ではどのようにすればハンドスピナーを作ることができるのでしょうか。
ハンドスピナーの作り方には様々ありますが、今回はボールベアリング4つと結束バンドを使った作り方を紹介します。
まず結束バンド3本をつなぎ、三角形をつくります。
そしてその内側の角3か所にボールベアリングを1つずつ置き、真ん中に1つ置きます。
ここから結束バンドを少しずつ締めていき、周囲3か所のボールベアリングと中央のボールベアリングが密着するようにします。
ここまでできたら、あとはボールベアリングが外れないように結束バンドを使って周りの結束バンドに固定します。
そして周囲のボールベアリングと中央のボールベアリングの間3か所も結束バンドで締めておきます。
これで市販の3枚羽のハンドスピナーに近い形になったはずです。
これらの材料はホームセンターなどで揃うので、苦労せずに作ることができます。
・自作と通販の違い
自作でハンドスピナーができるのであれば、通販のものは必要ないと思われるかもしれません。
しかし自作の物と通販の物では大きな違いがあります。
自作したものはバランスを均一にするのが難しいため、通販で販売されているハンドスピナーよりも回転時間が短くなります。
10秒ほど回転すれば良い方でしょう。
もちろん親子でハンドスピナーを作るといった楽しみはできますが、本格的なハンドスピナーを楽しみたいのであれば、自作ではなく通販などで販売されているものを購入するべきです。
通販でもそれほど高くはなく、1,000円前後で販売されていますし、安い物であれば数百円で購入できます。
初めてハンドスピナーを手にするといった場合には、ぜひ通販などで購入して本物のハンドスピナーの回転を体感してみてください。
・まとめ
今話題のハンドスピナーの作り方を紹介しました。
ボールベアリングは簡単に手に入れられるため、ハンドスピナーを自作することも簡単です。
しかししっかりと長時間回転するものを作ろうとすると難しいものがあります。
通販で販売されているようなハンドスピナーを遊びつくして、自作してみたいと考えている人には自作がおすすめですが、ハンドスピナーを楽しみたいという人には通販がおすすめです。
ぜひそれぞれの楽しみ方に合わせてハンドスピナーを楽しんでください。