なんかヒマだなと思いHuluのドラマをチェックしていた時のこと。
「ぼくらの勇気 未満都市」というドラマが公開されていたので気になって観てみると、Kinki Kidsの堂本光一さん・堂本剛さんの昔懐かしいドラマでした。
観たことはあるハズだけど、実際にどんなドラマだったのか記憶が曖昧になっていて、しかもなぜ今になってこんな昔のドラマを放映するのか気になったので観てみることにしました。
以下、なるべくネタバレしないようにドラマの感想を書いていきます。
なんだ!このストーリーは!
「ぼくらの勇気 未満都市」は今から20年前の1997年に日テレ系で21時から放映されていたドラマです。
あの頃は「面白かった」という記憶はあったものの、それよりも「東京ラブストーリー」や「ひとつ屋根の下」、「101回目のプロポーズ」などのドラマの方が印象が強くて、正直あまり覚えていませんでした。
しかし20年振りに観直してみて、「こんなストーリー、今じゃあり得ない!」というのが素直な感想です。
ここで簡単にストーリーを、これから観ようとする方でもあまり影響の受けない範囲で説明します。
- 千葉の幕原市(多分幕張のこと)に隕石が落ちる
- 隕石に微生物が付着していて住民が次々と死んでしまう
- なぜか20歳未満の人だけ生き残る
- 政府は幕原一体を封鎖して「地震があった」と公表する
という非常にデリケートなストーリーです。
最近は「TVが面白くない」と思う方も多いと思いますが、倫理的にNGな番組は視聴者からのクレームやBPOで叩かれるので、製作段階でポシャるか放映開始してもすぐに終わってしまうからだと思います。
もちろん過激すぎる番組を作ることによって、それを模倣した犯罪者が出てきたりするのは論外ですが、もう少し自由な発想で番組が製作されるといいな、と思います。
少し脱線しましたが、「実在する都市をモジる」「住民が死んでしまう」「地震というキーワード」なんていうストーリーは、今後日本のテレビドラマではまず作られないでしょうね。
少し前に公開された映画「サバイバルファミリー」は、原因不明の停電で都市機能を失ってしまって家族がサバイバル生活を強いられる物語ですが、地震やウイルス、そして死を連想するような出来事はなるべく避けた作りになっていますし、ましてや誰でも視聴することのできるテレビでは、ここまで過激な内容の番組が作られることはないのではないでしょうか。
キャスト陣が凄いのなんの
そしてもうひとつ驚いたのが出演しているキャスト陣です。
本作品の主体となるのが「20歳未満の子どもたち」ですから、出演しているキャスト陣も20歳未満か若く見える方ばかりです。
ざっと紹介すると、
- 堂本光一さん
- 堂本剛さん
- 松本潤さん
- 宝生舞さん
- 矢田亜希子さん
- 相葉雅紀さん
と、現在でも一線級で活躍されている方々ばかりです。
何が凄いって、当時この俳優さんたちをキャスティングした監督の「人を見る目」ですよね。
このあと説明する「20年後」というキーワードをクリアさせるためには、1997年の時点で2017年でも活躍しているだろうキャストを選ぶ必要があるのですから、ホント才能があるんだろうなと感じます。
ちなみに製作総指揮は小杉善信さんという方で、チーフプロデューサーとして「静かなるドン」「金田一少年の事件簿」「家なき子」など数々の名作を世に送り出しています。
そうか!だから再放送されていたのか!
20年前の「ぼくらの勇気 未満都市」をネタバレ一切なしで観たい方は、以下は読まない方が良いと思います。
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「ぼくらの勇気 未満都市」では、物語の終盤で「20年後、またここで会おう」と約束をします。
こんなシーンがあったことさえすっかり忘れていましたが、20年振りにHuluで観て思い出しました。
で、ですよ。
なんとKinki Kidsデビュー20周年記念で、この続編が2017年7月21日に金曜ロードショーで放映されるとのことです!
20年振りの再開は一体何のためなのか、そして物語はどのように終結していくのか、楽しみでしょうがないですね★