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新SNSサービス【+メッセージ】ってなに?LINEとの違いやサービスの内容は?

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2018年5月9日よりサービス提供が開始された新SNSサービス「+(プラス)メッセージ」

大手キャリアであるNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3社合同での記者会見はインパクト抜群で、かなり注目されています。

 

しかしすでにLINE株式会社が提供するLINEは、2017年12月の段階で国内のアクティブユーザーが7300万人と「使っていない人の方が珍しい」という状況。

後発組かつキャリア限定でのスタート、+メッセージの利用者数はどうなっていくのか、LINEとの違いについて、使用方法などについてまとめてみましたので参考にしてみてください。

 







+(プラス)メッセージとは

+メッセージのお話をする前に皆さんも馴染みのあるSMSについて軽く解説をします。

SMS(ショートメッセージサービス)とは、電話番号を宛て先としてメッセージを送ることのできる機能のことで、全角で最大70文字まで送ることができます。auではCメールとも呼ばれています。

同一キャリア間では無料ですが、他社への送信は1通数円の手数料がかかるので、完全無料で使えるLINEが普及した現在、そのほとんどが迷惑SMSで使用者は年々減少しています。

 

+メッセージは「SMSの機能拡張」の一環としてユーザーへの提供が始まる訳で決してLINEへの対抗心からではない、と記者会見での発表がありましたが、使うボクらからするとどうみてもLINEへの敵対心剥き出しのように思えます。

後述するサービス内容からしてもそう感じてしまいますね。

 

+(プラス)メッセージのサービス内容

+メッセージでは以下の機能およびサービスが提供される予定です(サービス内容は順次増えていくでしょうね)。

 

送信文字数は2730文字

これまでのSMSでは全角70文字まででしたが、+メッセージでは最大で全角2730文字まで送信が可能になりました。

 

写真・動画を送受信できる

SMSでは送ることができるのはテキストデータのみでしたが、写真や動画を送ったり受け取ったりすることができます。

その他、地図データや音声メッセージも送れます。

 

グループメッセージも可能

最近では当たり前となったグループメッセージ。会社の部署や学校のクラス単位など様々なコミュニティでグループLINEでトークするのが主流となっています。

+メッセージではグループLINE同様にメッセージを送り合うことができ、情報の共有をすることができます。

 

500点の無料スタンプ

ここ、かなり引っかかるところです。

500点の無料スタンプが利用可能ですが、裏を返せば今後有料スタンプの販売もあり得るということです。まあ営利企業だから仕方のないことだけど、それならば「SMSの機能拡張」とか言わずにLINEの対抗馬と宣言すればいいのになぁと感じます。

 

利用料金は無料

今更有料のSNSサービスを使うユーザーはほとんどいないと思いますので当たり前といえば当たり前ですが、使用に際して利用料金はかかりません。

もちろんパケット代はかかりますが、SNSでのパケ代はたかが知れています。ただ、今後はスタンプなどの課金はあり得るでしょう。

 

LINEとの違いは?

と、ここまでで「え?不便になったLINEじゃん!」と思ったそこのアナタ、9割正解です。

ただ、大きく違うところがひとつあります。それが「認証方法の違い」です。

LINEはユーザー毎に固有のIDが付与され、それによってアカウントの管理がなされますが、+メッセージでは電話番号でのアカウント管理となります。

 

発表でNTTドコモの藤間氏は

「(+メッセージは)現在のSMSと同様に、IDやパスワードを登録することなく、電話番号だけで簡単にやりとりできます。電話番号、これはIDのように簡単に登録して得られるものではありません。本人確認をし、契約することで初めて交付されます。したがって、なりすましのリスクが低く、安心してメッセージをやりとりできます。連絡先のデータ、これをサーバーに保存することもありません」

参考:HUFFPOST

と述べており、なりすましによる被害を軽減できるとしています。

 

しかし、よ~く考えてみるとめっちゃSMSによる迷惑メールって多いですよね。さらには電話で「不動産買いませんか?」とか「金(きん)はこれからさらに上昇するから今のうちに買いましょう」なんてしょっちゅうかかってきます。

これはそういう営業をかけてくる業者に電話番号が流出しているからな訳で、もし+メッセージが主流になったらそれこそひっきりなしに迷惑メッセージが来るってことなんじゃないの?と勘ぐってしまいます。

LINEのIDもいくらかは漏れているでしょうけど電話番号ほどじゃないでしょう。

 

現在は大手3キャリアでしか使用できない

LINEは格安スマホでも使用することができ、なんなら海外キャリアでも使用することができます。

しかし+メッセージは冒頭で紹介した大手3キャリアでの使用のみとなります。

将来的には格安スマホでも利用することができると発表していますが、しばらくの間は「格安スマホのボクはグループメッセージに入れません…」なんて仲間外れにされる可能性も。

もうちょっとサービスを拡充してからでないと使用をするのは微妙かもしれません。

 

iPhone、Androidで使えるの?

リリースの段階では先行してAndroidのみでの提供開始となっています。iPhoneなどiOS版は準備ができ次第リリースとなる見込みです。

でも、日本におけるiOSのシェアは7割近く、3人に2人はiPhoneだったりするので、初動は完全にコケそうな気配です。




 

+(プラス)メッセージの使い方

インストールはこちらから(現在はAndroidのみ)

プラスメッセージ

プラスメッセージ
開発元:rafalense
posted withアプリーチ

 

+メッセージの画面はこのようになっています。背景がホワイトなのでちょっと敷居が高そうに感じます。

+メッセージ

 

初期設定

まずは初期設定の方法から。

ダウンロードしたアプリをタップし起動します。利用条件やら説明を見ながらポチポチとボタンをタップしていきます。

 

最後にプロフィールを入力すれば終了です。プロフィールは後からの変更も可能です。

 

メッセージの送り方

続いてメッセージの送り方。

ま、基本的にはLINEと一緒ですが、メッセージ一覧画面の「+」をタップし、新しいメッセージのアイコンをタップします。

メッセージを送る相手を選択し、あとは送りたい内容を入力して送信アイコンをタップすればOKです。

 

スタンプのダウンロード

スタンプのダウンロードは「スタンプストア」から行います。

使いたいスタンプを選んでダウンロードをすれば使うことができるようになります。

 

お友だちの招待

+メッセージは登録されている電話番号の情報を使用します。したがって「すべての連絡先」から+メッセージの招待を行いことができます。

招待したい人の名前をタップして「+メッセージに招待する」ボタンをタップすれば、相手に招待用URLがSMSで送信されるようになっています。

 

 

様子見が賢明か

+メッセージはSNSの役割はもちろん、企業とユーザーの橋渡しも検討しているそう。

たとえば位置情報を取得してのリマインド通知や製品購入者へのカスタマーサポート、ほかにも予約サイトへの申込や確認などができるようにサービス拡充を予定しているようです。

ユーザー側からすればこういったサービスは嬉しいものの、結局は大手3キャリアが顧客の囲い込みをするために提供しているサービスのようにも思えてきます。

楽天が通信事業者への参入を発表した直後ですしね。

 

大半が使用するようになってからでも使うのは遅くなさそうなので、しばらくは様子を見ておいた方が賢明かもしれませんね。

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