長時間回転し続けることで人気を博しているハンドスピナー。
子ども向けのおもちゃと思われていましたが、今では大人もハマってしまうほどの人気ぶりです。
そんなハンドスピナーの特徴である長時間回転は、ハンドスピナーの仕組みにより生み出されています。
今回はハンドスピナーの仕組みとベアリングについてまとめました。
・ハンドスピナーの仕組み
ハンドスピナーが長時間回転するのは、バランスが保たれているからです。
重さが左右のどちらかに偏っている場合、回転が不安定になってしまうため回転時間は短くなってしまいます。
そのためバランスが保たれるように精密に設計されているのです。
このようにハンドスピナーにはバランスが重要ですが、もう一つ重要なポイントがあります。
それはベアリングです。
ハンドスピナーの中心部分に組み込まれているもので、長時間回転の秘密にもなっています。
ではベアリングとは一体どのようなものなのでしょうか。
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・ハンドスピナーのベアリングとは?
ハンドスピナーの命とも言えるベアリング。
このベアリングはどういったものでしょうか。
実はベアリングは自動車などに使用される部品の一つです。
自動車にはモーターやハンドルなど、回転するパーツが多くあります。
物を回転させる場合、軸と軸受が接した状態になるため、摩擦が発生します。
摩擦が発生しても回転させることができますが、摩擦が一切ない時に比べれば、より大きな力が必要となってしまいます。
そこでベアリングの出番です。
ベアリングは軸受の一種ですが、回転時の摩擦を抑えることができます。
そのためより小さい力で大きな回転力を生み出すことができるのです。
また摩擦が少ないということは、回転することで摩耗してしまうことも少なくなるということです。
そのため交換する頻度も抑えることができ、費用の節約にもつながるということです。
自動車ばかりでなく、回転する部分を持つものとってベアリングは欠かせない部品なのです。
・ベアリングの仕組みと構造
一言でベアリングといっても様々な種類があります。
ハンドスピナーに使用されているのはベアリングの中でも、ボールベアリングという物です。
ボールベアリングは軸と軸受の間に複数の小さなボールが組み込まれています。
ボールは球状で転がりやすいという特性を利用し、軸が回転する際の摩擦を軽減させることでスムーズに回転するのです。
このボールベアリングも機械の部品として利用されますが、簡単に購入することもできます。
ラジコンカーのパーツとしても使われるため、ホームセンターなどでも取り扱われているのです。
そういったボールベアリングを使ってハンドスピナーを自作する人もいます。
もちろん構造としては通販のものと同じなので、自作することも可能です。
しかし回転時間は通販のものに劣ります。
もちろん前述したようなバランスがうまくとれていないということも考えられますが、一番の原因はボールベアリングです。
通販のハンドスピナーに使われているボールベアリングは性能が高いうえに、さらに摩擦を減らすような加工が施されていると考えられます。
試しに自作してみるのであればよいのですが、しっかりとハンドスピナー本来の楽しみ方をしたいのであれば、通販の物を買う方がよいでしょう。
・まとめ
ハンドスピナーが長時間回転する秘密であるベアリングについてみていきました。
ベアリングはハンドスピナーのようなおもちゃだけでなく、日常生活の様々な場面で役立っているものです。
また新たなベアリングが開発されており、今後の技術の発展にも役立つことが期待されています。
そんな重要な存在であるベアリングをうまく利用したハンドスピナー。
現在でも高い人気を誇っていますが、ベアリングの発展とともに、ハンドスピナーもさらに発展していくのではないでしょうか。