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プロ野球2017年【広島東洋カープ】スタメンと開幕投手予想

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2016シーズン、25年ぶりのセリーグ優勝を果たした広島東洋カープ

菊池、丸、鈴木など若手の台頭やメジャーから復帰した黒田投手の活躍などで、2位ジャイアンツに17.5ゲームという大差をつけてぶっちぎりのリーグ制覇となりました。

クライマックスシリーズでもDeNAベイスターズを3勝1敗で下し日本シリーズに出場。

日本シリーズでは北海道日本ハムファイターズに対し連勝スタートだったものの、その後まさかの4連敗。

32年ぶりの日本一はお預けとなりましたが、緒方監督の「神ってる」発言や「カープ女子」など、カープファンのみならず全国の野球ファンが大いに盛り上がったシーズンでした。

そんな広島東洋カープですが、「男気」黒田博樹投手の引退などでさらなる若手化が進むのでしょうか?

2017シーズンの開幕スタメンと開幕投手の予想をしてみました。







 
 

広島東洋カープの戦力補強内容

 
広島東洋カープは黒田投手という精神的な柱が引退してしまいましたが、それでも総合的に見ればかなりの戦力が揃っており、あまり目立った戦力補強はありませんでしたね。
 
 

外国人選手

 
ライアン・ブレイシア(29)アスレチックス

メジャー経験は7試合と少ないですが、3Aでは通算314登板しています。

183cmと外国人にしては小柄な方ですが、ストレートは平均153キロと速く、またスライダーとチェンジアップを武器に、2016シーズンは奪三振率10.4というリリーバーの条件を兼ね備えています。

広島東洋カープのセットアッパーといえばジェイ・ジャクソンですが、日本シリーズでは第3・4・6戦と北海道日本ハムファイターズに打ち込まれるなど、カープファンとしては悩みのタネであっただけに代役を務めることができるかどうか?

広島東洋カープは、現状では投手がクリス・ジョンソン、ブレイディ・ヘーゲンズ、ライアン・ブレイシア、そして野手はブラッド・エルドレッドという編成です。
(ルナ、ブライディは退団)
 
 

FA・移籍

 
FA・移籍については「マネーゲームになるから」と参戦を見送った広島東洋カープ。

現状で十分な戦力を有していることもあり、補強はありませんでした。
 
 

ドラフト・育成枠

 
ドラフト発掘能力が高いことで有名な広島東洋カープ。今年はどんな選手を指名したのでしょうか?

加藤拓也(22)慶應義塾大学
ドラフト1位指名。高校入学時は保守であったがその強肩ぶりから投手に転向。
最速153キロの速球と落差のあるフォークが武器。

高橋昴也(18)花咲徳栄
ドラフト2位指名。左腕でMAX152キロの速球と切れ味鋭い変化球が持ち味。
菊池雄星投手を彷彿とさせる。

床田寛樹(21)中部学院大学
ドラフト3位指名。147キロの速球と大きく縦に割れるカーブが魅力の左腕投手。
緩急をうまく使い往年の今中投手のようなタイプ。

坂倉将吾(18)日大三高
ドラフト4位指名。強肩強打の貴重な捕手。

アドゥワ誠(18)松山聖陵
ドラフト5位指名。ナイジェリア人とのハーフで身長196cm、投手。高い身体能力で伸びシロに期待。

長井良太(18)つくば秀英
ドラフト6位指名。投手歴2年ながらも最速149キロの速球を投げる野球センスの持ち主。
 
 

広島東洋カープの補強内容まとめ

 
広島東洋カープは例年「即戦力」の補強はあまりせずに数年先を見越しての補強が多いイメージです。

今回も目立った移籍などはありませんでしたが、このやり方が「生え抜きが成長していく」広島ならではの戦略ですね。
 
 

2017年 広島東洋カープの開幕投手予想

 
補強のおさらいが終わったところで開幕の予想に移ります。
 
 
黒田投手の抜けた穴をどう埋めていくのかが広島東洋カープの課題です。

現状ではこの7名が候補でしょうか。

  • 野村 祐輔
  • ジョンソン
  • ヘーゲンズ
  • 大瀬良 大地
  • 岡田 明丈
  • 福井 優也
  • 加藤 拓也

野村、ジョンソン、ヘーゲンズの3投手は確定ですね。

2016シーズンは怪我で泣いた大瀬良投手も当確でしょう。

残る2枠は岡田、福井両投手とドラ1の加藤投手が争うことになると思います。

また薮田・戸田投手もローテーション候補として挙げられます。特に戸田投手は先発ローテに抜擢されながらの怪我がありましたから、今季にかける思いは強いでしょう。
 
 
開幕戦はマツダスタジアムで対戦相手は阪神タイガースです。

2016シーズンの開幕先発投手はジョンソン投手でしたが、果たして2017年はどうなるのでしょうか?

ジョンソン投手は2年連続で二桁勝利(15年14勝、16年15勝)という安定した成績を残していますが、野村投手も2016シーズンは最多勝を獲得(16勝)。

緒方監督は「競争の中で決まってくる」とまだ決めていないことを明かしています。

念のため、二人の阪神戦(2016シーズン)の成績を確認してみます。

投手名 試合数(勝敗) 投球回数 防御率
野村 祐輔 1試合(1勝0敗) 6 1.50
ジョンソン 5試合(3勝1敗) 33 1.91

野村投手はなんと2016シーズンの阪神戦、1試合しか登板していないんですね。その分ヤクルト戦では8試合と相性の良い他チームでの登板が目立ちました。

反対にジョンソン投手は全てのセリーグ球団で満遍なく先発しており、阪神戦でも5試合登板で防御率1.91は、阪神にとって脅威ですね。

以上から、広島東洋カープ2017シーズンの開幕投手はクリス・ジョンソン投手と予想します。
 

 

2017年 広島東洋カープの開幕スタメン予想

 
まずは2016年の開幕スタメンと最終試合スタメンの振り返りです。
 
 
2016年 開幕スタメン

打順 ポジション 氏名
1 ショート 田中 広輔
2 セカンド 菊池 涼介
3 センター 丸 佳浩
4 サード ルナ
5 レフト エルドレッド
6 ファースト 新井 貴浩
7 ライト 下水流 昴
8 キャッチャー 石原 慶幸
9 ピッチャー ジョンソン

 
 
2016年 最終試合スタメン

打順 ポジション 氏名
1 ショート 田中 広輔
2 セカンド 菊池 涼介
3 センター 丸 佳浩
4 ファースト エルドレッド
5 レフト 松山 竜平
6 ライト 鈴木 誠也
7 サード 小窪 哲也
8 キャッチャー 石原 慶幸
9 ピッチャー 野村 祐輔

 
 
やはり強いチームというのは大事な打順、特に初回に必ず回る1〜3番は固定されているんですね。

打順が固定されていると「自分がどんな役割をすれば良いのか」明確になりますし、得点パターンも出来上がりますしね。

2016年シーズンでは1番から始まって得点する場面を何度も見ました。

ルナの退団がどう響いてくるかが一つ問題になってきますが、安部友裕選手の活躍もありサードのポジションは埋まります。
 
 
以上を踏まえ2017年の開幕スタメンは

打順 ポジション 氏名
1 ショート 田中 広輔
2 セカンド 菊池 涼介
3 センター 丸 佳浩
4 ファースト エルドレッド
5 レフト 松山 竜平
6 ライト 鈴木 誠也
7 サード 安部 友裕
8 キャッチャー 石原 慶幸
9 ピッチャー 野村 祐輔

と予想します!
 
 
新井選手と松山選手で少し迷いましたが、開幕戦(阪神タイガース)の先発はメッセンジャーが予想されます。

速球に強く、なおかつ左打者である松山選手が開幕スタメンを任される確率の方が高いと思い、以上の構成としました。

 
 

リリーフ陣

 
広島東洋カープの必勝リレーは
「7回:今村猛、8回:ジャクソン、9回:中崎翔太」
でしたが、2017シーズンはジャクソンの代役としてブレイシア投手が入ってくる可能性があります。

2016シーズン怪我で出遅れた大瀬良大地は復帰後にセットアッパーの役目も務めましたが、2017シーズンでは先発に回ると予想しています。

このため、ジャクソン、ブレイシア両投手がダブルセットアッパーとして活躍するのではないでしょうか。

その他にも九里亜蓮投手、一岡竜司投手、そしてドラ2の高橋昴也、ドラ3の床田寛樹投手あたりが絡んでくると面白いですね。
 
 

まとめ

 
ぶっちぎりでセリーグを制覇した2016シーズンとほぼ同等の戦力を維持している広島東洋カープ。

他チームがFAなどで戦力強化しているだけにその差は縮まるのか、それとも伸び盛りの若手がさらなる飛躍をするのか。
 
 
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