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プロ野球2017年【東京ヤクルトスワローズ】開幕スタメン・投手予想

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2015シーズンのペナントレースを制した東京ヤクルトスワローズは、連覇のかかる2016シーズン、まさかの5位という屈辱を味わいました。

 

優勝をした2015シーズンと比べると

得点:574⇒594(リーグ1位⇒2位)
失点:518⇒694(リーグ4位⇒6位)

と、得失点差でいうと1年間で156点の差となり、まさに投手崩壊という状況となりました。

 

相次ぐ主力選手の負傷でまともな戦力で試合に挑むことができなかったスワローズですが、それでも山田哲人・バレンティン率いる強力打線が頑張り「なんとか」最下位を免れたといった感じでした。

 

真中監督3年目の2017シーズン。果たして投手陣の立て直しは図れたのか?

東京ヤクルトスワローズの開幕スタメン、開幕投手の予想をしてみました。

 

 







 

東京ヤクルトスワローズの戦力補強内容

 

冒頭でも触れましたが、現在の東京ヤクルトスワローズの急務は「投手補強」の1点に尽きます。

2015シーズンで活躍したバーネットはメジャーを目指し退団、頼みの綱のオンドルセクは首脳陣への暴言などで退団と、後を任せる投手の層が薄くなった結果、先発陣を引っ張らざるを得ない状況が続き4~6回で試合を決定づけられる展開が多く見られました。

現状の戦力を考えると先発1~2枚、中継ぎ・クローザー候補も欲しいところです。

 

新外国人選手

ロス・オーレンドルフ(34)レッズ

先発候補として期待される最速159キロの速球を持つ本格右腕です。
MLBでは2015年からリリーフ投手として活躍していますので中継ぎの一角を担う可能性もあります。

 

プレストン・ギルメット(29)タイガース3A

マイナー通算340登板でで防御率2.69という成績で、主にリリーバーとしての活躍を期待されています。
ストレートは最速150キロ程度と外国人投手としてはやや物足りないものの、与四球率も低くコントロールピッチャーであるといえます。

 

デービット・ブキャナン(27)フィリーズ3A

150キロ近い速球を持ちながら制球力の高い先発型投手。
2016シーズンでは27登板で10勝9敗、防御率3.98。

 

ディーン・グリーン(27)タイガース3A

身長193cm、体重115kgという巨漢の左打者でポジションはファースト。
パワーはバレンティン級とのことですが、マイナー通算では591試合で76本塁打、打率.306というデータからどちらかというと中距離打者だと思います。

 

2017シーズンのヤクルト外国人枠は、バレンティン、ルーキと上記4名ということになりそうです。

 

FA・移籍

2016-2017シーズンでは大型FAなどもあり、一時は中日の平田選手獲得の動きもありましたが、平田選手の残留により、獲得したのは前楽天の榎本葵選手(外野手)のみです。

外野の層が薄いヤクルトとしては最低でもあと1枚外野手が欲しかったのでしょう。

 

ドラフト・育成枠

東京ヤクルトスワローズは今季ドラフト6名、育成ドラフト1名を獲得しました。
投手5名・捕手2名と現状の戦力からすると、活躍次第では即一軍定着もありそうですね。

 

寺島成輝(18)履正社

ドラフト1位指名。早くも先発ローテ入りを期待されている最速150キロ左腕。
コントロールも良く高卒ルーキーながらも完成度が高い。

 

星知弥(23)明治大学

ドラフト2位指名。MAX154キロの速球と切れ味鋭い変化球が持ち味。
11月に行われた東京六大学選抜VSヤクルトの試合では山田哲人選手を直球で空振り三振に取ってみせた。

 

梅野雄吾(18)九産大九産高

ドラフト3位指名。175cmとプロ選手の中では小柄だが最速154キロを投げる。
中学までは内野手ということもありフィールディングは抜群。

 

中尾輝(22)名古屋経済大学

ドラフト4位指名。即戦力のリリーフ投手として期待されている。

 

古賀優大(18)明徳義塾

ドラフト5位指名。二塁送球が1.83秒と強肩の捕手。

 

菊沢竜佑(28)相双リテック

ドラフト6位指名。軟式野球出身ながらもMAX146キロを投げる右腕投手。

 

大村孟(25)石川ミリオンスターズ

育成ドラフト指名。古賀同様強肩の捕手。

 

東京ヤクルトスワローズの補強内容まとめ

寺島、星、中尾投手は順当にいけば開幕から序盤での一軍入りもありそうです。

それにしても最近は150キロという数字が当たり前になってきているような気がします。

 

2017年 東京ヤクルトスワローズの開幕投手予想

 

補強のおさらいが終わったところで開幕の予想に移ります。

 

小川、石川両投手は確定でしょうが、厳しい台所事情が続くヤクルト投手陣。

外国人助っ人、ルーキー投手を含めると以下9名が候補になるでしょうか。

  • 小川 泰弘
  • 石川 雅規
  • ブキャナン
  • ギルメット
  • 館山 昌平
  • 由規
  • 山中 浩史
  • 原 樹里
  • 寺島 成輝

山中投手は6勝12敗ながら140イニング投げて防御率3.54は立派な数字だと思います。2017シーズンも先発ローテ入りはほぼ確定だと思います。

館山投手、由規投手ともに怪我からの復活となりましたが、まだまだ結果はついてきていません。今季の活躍に期待です。

原投手はプロの壁にぶつかった感のあるルーキーイヤーでした。1年後輩の寺島投手と先発争いとなりそうですね。

 

開幕戦は神宮球場で対戦相手は横浜DeNAベイスターズです。

2016シーズンの開幕先発投手は小川投手でした(2014年から3年連続)。実績からすると石川投手かどちらかだと思いますが、果たして2017年はどうなるのでしょうか?

念のため、二人のDeNA戦(2016シーズン)の成績を確認してみます。

 

投手名 試合数(勝敗) 投球回数 防御率
小川 泰弘 5試合(2勝3敗) 31 1/3 4.31
石川 雅規 7試合(4勝2敗) 39 2/3 3.86

 

小川投手は、2015シーズン5戦5勝とDeNAキラーぶりを発揮していただけに、石川投手の方が良い成績を収めているとは思いませんでした。

また左打者をズラリと並べてくる横浜DeNAベイスターズだけに、石川投手の開幕投手も可能性がありますね。

ただ現状では開幕投手は小川投手が濃厚だと予想します。

 

2017年 東京ヤクルトスワローズの開幕スタメン予想

 

まずは2016年の開幕スタメンと最終試合スタメンの振り返りです。

 

2016年 開幕スタメン

打順 ポジション 氏名
1 センター 上田 剛史
2 サード 川端 慎吾
3 セカンド 山田 哲人
4 ファースト 畠山 和洋
5 ライト 雄平
6 レフト 坂口 智隆
7 キャッチャー 中村 悠平
8 ショート 大引 啓次
9 ピッチャー 小川 泰弘

 

2016年 最終試合スタメン

打順 ポジション 氏名
1 レフト 坂口 智隆
2 センター 上田 剛史
3 セカンド 山田 哲人
4 ライト 雄平
5 ファースト 鵜久森 淳志
6 サード 西浦 直亨
7 ショート 廣岡 大志
8 キャッチャー 中村 悠平
9 ピッチャー 小川 泰弘

 

打順が固定されていたのは、2年連続トリプルスリーの偉業を達成した山田選手ただ一人だったんですね。

投手陣だけでなく野手陣も怪我に泣いたシーズンであっただけに、真中監督も采配に苦労したことでしょう。

 

それにしてもバレンティンの名前がありません。

バレンティンは2011年からヤクルトに在籍していますが、開幕からスタメンに名を連ねたのは2011、2012、2014の3年間のみです。

打撃は言わずとも知れた球界随一のパワーでホームランを量産しますが、守備では緩慢なプレーも散見され、また「よく休む」ことで有名です。

 

2017シーズンは果たして開幕から出場するのでしょうか?確率は5分5分といったところです。

以上を踏まえ2017年の開幕スタメンは

 

打順 ポジション 氏名
1 センター 坂口 智隆
2 ショート 川端 慎吾
3 セカンド 山田哲人
4 レフト バレンティン
5 ファースト グリーン
6 サード 畠山 和洋
7 ライト 雄平
8 キャッチャー 西田 明央
9 ピッチャー 小川 泰弘

 

と予想します!

バレンティンが開幕戦で出場するという大前提のもと、かなり攻撃的な布陣としてみました。

 

1番は昨季オリックスから移籍してきて活躍した坂口選手。
出塁率.375はリードオフマンとして十分な数字です。

2番は川端選手。
本来はサードが定位置ですが、新外国人助っ人のグリーン選手がファーストしか守れないこと、畠山選手を同時に起用することを考えて、元々ショートを守っていた川端選手に戻ってもらっています。

3番・4番・5番は確定ですね。

6番は畠山選手です。
2016シーズンは怪我のため出場は45試合に留まりましたが、オフシーズンにダイエットを敢行してアキレス腱への負担軽減に取り組んだとの事です。

7番は雄平選手。
この打順で雄平選手が出続けることができれば、ヤクルト打線は他球団にとってとてつもない脅威になると思います。

8番は迷いましたが西田選手にしました。
守りの面を考えると中村選手が妥当だと思いますが、さすがに打率2割を切るようでは起用は難しいのでは?と考えます。

 

グリーン選手が額面通りの成績を残し、スタメンに名を連ねるメンバーが怪我なくシーズンを乗り切れば、間違いなくトップクラスの打撃成績を残すのではないでしょうか。



東京ヤクルトスワローズのリリーフ陣

 

2016シーズンの東京ヤクルトスワローズはリリーフ陣に苦しみました。

「8回:ルーキ、9回:秋吉亮」

の流れは変わらないと思いますが、ここに新外国人のギルメットが入ってくれば7回を任せれらるピッチャーとして必勝リレーが期待できます。

 

さらに村中恭平、松岡健一、平井諒の3名が昨季同様中継ぎとして機能してくれば、2016シーズンのような炎上は無くなってくると思います。

 

東京ヤクルトスワローズ開幕メンバーまとめ

 

苦杯をなめた2016シーズンはまさに「怪我との戦い」であった東京ヤクルトスワローズ。

選手平均年齢が12球団で一番高いので少しずつ若返りを図りたいところですが、それも難しいのが現状。

ただ「怪我なく」乗り切りさえすれば面子は揃っているので、ダークホース的な存在として注目したいところです。

 

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