ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の陰でひっそり?と開催されていたプロ野球のオープン戦。
全日程が終了し、いよいよ3月31日から2017シーズンが開幕します。
プロ野球ファンにとってはようやく待ちに待った日がやってきます。
シーズン開幕に先駆け、各チームの状態やオープン戦で調子のよかった選手をピックアップしつつ、事前につくった順位予想と照らし合わせていきたいと思います。
プロ野球2017年のオープン戦結果
まずはオープン戦の結果から。
順位 | チーム名 | 勝敗 | 勝率 |
1_1 | 千葉ロッテマリーンズ | 13勝2敗3分 | .867 |
2_6 | 福岡ソフトバンクホークス | 10勝5敗2分 | .667 |
3_1 | オリックス・バファローズ | 9勝5敗2分 | .643 |
4_1 | 阪神タイガース | 10勝6敗2分 | .625 |
5_3 | 埼玉西武ライオンズ | 8勝5敗0分 | .615 |
6_3 | 北海道日本ハムファイターズ | 11勝7敗2分 | .611 |
7_3 | 東京ヤクルトスワローズ | 7勝7敗4分 | .500 |
8_2 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 6勝9敗2分 | .400 |
9_1 | 横浜DeNAベイスターズ | 5勝11敗1分 | .313 |
10_2 | 中日ドラゴンズ | 5勝11敗3分 | .313 |
11_3 | 広島東洋カープ | 4勝11敗2分 | .267 |
12_4 | 読売ジャイアンツ | 5勝14敗0分 | .263 |
1位は千葉ロッテでした。
ジャイアンツがオープン戦最下位!の記事でも紹介しましたが、オープン戦で6位までに食い込んだチームがその年のCSに食い込む確率は62%(過去7年間のデータを基に算出)。
ですが、上位6チームにセリーグチームは阪神タイガースのみという「パ高セ低」の図式が出来上がっています。
また、過去7年間でオープン戦最下位になったチームはCSに進出できていないというデータもあり、オープン戦の順位だけを見ると「阪神=Aクラス、巨人=Bクラス」となるのではないかと予想できます。
追記)
1965年まで遡ると、ジャイアンツがオープン戦最下位だったシーズンはいずれもリーグ優勝していました。
巨人ファンにとっては吉報ですね♪
しかし今年はWBCがありました。
順位の横の数字はWBCに召集された選手数(外国からの出場選手も加味)です。
招集メンバーは、巨人4名に対し阪神は藤浪投手のみとなっています。
また、広島は招集メンバーが全員野手ということもあり、オープン戦の戦力は明らかにダウンしていますので、オープン戦の順位だけではなかなか判断がしづらいところです。
やっぱり、というか選手層が厚いソフトバンクは、バンデンハークやデスパイネなど合計6名が抜けてもオープン戦2位という、少し反則なんじゃないかと思うくらいの戦力ですね。
オープン戦でキラリと光った選手たち
怪我などの調整でWBCに参加できなかった選手、実力はあるが惜しくも選出されなかった選手、まだ実力が分からない外国人選手、そしてドラフト組のルーキーたち。
今年のオープン戦で活躍した選手をピックアップしてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
日本ハム 矢野健次
代打の切り札矢野選手。
オープン戦でもしっかりと結果を残し、代打のみの出場にも関わらず15打数7安打という好調ぶりを発揮。
-
プロ野球2017年【北海道日本ハムファイターズ】開幕スタメン・投手予想
昨シーズンの日ハムは球団新記録の15連勝などもあり、福岡ソフトバンクホークスとの最大11.5ゲーム差をひっくり返してパリーグを優勝。 勢いに乗った日本シリーズは1,2戦を落とし厳しい戦いを強いられなが ...
ソフトバンク 松坂大輔
前回の登板では良いピッチングしながらも途中足を痛めて降板。
やはりキツいかな~?と思っていましたが、オープン戦最後の登板では、なんと7回をノーヒットピッチング!
投球バランスも以前と比べて良くなってきたので、今年の復活に注目です。
-
プロ野球2017年【福岡ソフトバンクホークス】開幕スタメン・投手予想
序盤戦は圧倒的な強さを見せていたものの、日本ハムの猛烈な追い上げに最後は屈する形となり首位を明け渡した福岡ソフトバンクホークス。 ペナントレースの勢いそのままにクライマックスシリーズでも日本ハムに敗退 ...
千葉ロッテ 佐々木千隼
オープン戦首位のロッテが誇るドラ1右腕。
4回の登板(15.1イニング)での防御率は圧巻の0.59で先発ローテ入り確実!
-
プロ野球2017年【千葉ロッテマリーンズ】開幕スタメン・投手予想
2016シーズン、日本ハムとソフトバンクホークスに大差をつけられたものの、きっちり3位でAクラス入りを果たした千葉ロッテマリーンズ。 西武ライオンズの常勝時代を築き上げた伊東勤監督が就任したのは201 ...
西武ライオンズ 大石達也
2010年ドラ1の大石投手は怪我に泣かされながらも着実と成績を上げていき、今年は怪我もなく好調ぶりが伺えます。
オープン戦は打者21人に対し被安打4の防御率0.00の完璧な成績。
貴重な中継ぎとして開幕から期待されています。
-
プロ野球2017年【西武ライオンズ】開幕スタメン・投手予想
長らく常勝球団であった西武ライオンズも、ここ数年は低迷が続いています。 2014年:5位、2015年:4位、2016年:4位と3年連続でBクラスに甘んじています。 さらにはエースの岸投手がFAで楽天へ ...
楽天 岸孝之
元西武のエースはところ変わってもその実力は折り紙付きといったところでしょうか。
16イニングで防御率1.69と相変わらず安定した活躍ぶりを見せていますが、少し気になるのはインフルエンザで離脱中とのこと。
開幕3連戦に間に合うことが出来るのか心配です。
-
プロ野球2017年【東北楽天ゴールデンイーグルス】開幕スタメン・投手予想
田中将大投手が24勝0敗1セーブという神がかり的な強さを見せ見事日本一に輝いたのも、もはや3年前の出来事。 2014、2015シーズンと連続最下位で迎えた2016シーズンは星野仙一氏を球団副会長に、梨 ...
オリックス フィル・コーク
今年から加入の助っ人左腕が早くも実力を発揮!
オープン戦18.2投球回で防御率0.96の成績を残し、開幕ローテは確定でしょうね。
-
プロ野球2017年【オリックス・バファローズ】開幕スタメン・投手予想
近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブが合併・統合して10年目の節目、2014年に選手・球団・経営陣の努力もあり6年ぶりのAクラスに輝いたものの、その後はまた低迷が続き、2015年は5位・201 ...
広島 大瀬良大地
昨シーズン怪我でわずか21イニングのみの投球となった大瀬良投手ですが、今年は何とか開幕に間に合った模様です。
2試合登板で防御率1.04の好成績で、4年目の今年は最多勝争いに食い込むことが出来るか?
-
プロ野球2017年【広島東洋カープ】スタメンと開幕投手予想
2016シーズン、25年ぶりのセリーグ優勝を果たした広島東洋カープ 菊池、丸、鈴木など若手の台頭やメジャーから復帰した黒田投手の活躍などで、2位ジャイアンツに17.5ゲームという大差をつけてぶっちぎり ...
横浜 アウディ・シリアコ
格安助っ人がまさかのオープン戦首位打者です!
BCリーグ出身で推定年俸1000万円ながら、打率.375は予想もしていませんでした。
こういった「良い意味で」期待を裏切ってくれるのはチーム・ファンにとって嬉しいですね。
-
プロ野球2017年【横浜DeNAベイスターズ】スタメンと開幕投手予想
親会社がDeNAになってから5年目の2016年に悲願のクライマックスシリーズ出場を成し遂げた横浜DeNAベイスターズ クライマックスシリーズではジャイアンツを2勝1敗で破り2016シーズ ...
巨人 中井大介
オープン戦6試合に出場して打率.381と1割台にあえぐチームをよそに大活躍!
ジャイアンツはセカンドのポジションが弱点なだけにレギュラーの獲得もありえそうですね。
-
プロ野球2017年【読売ジャイアンツ】スタメンと開幕投手予想
高橋由伸監督率いる読売ジャイアンツは2016シーズン中、苦しみながらもセリーグ2位の座を守りクライマックスシリーズに出場。 横浜DeNAベイスターズとの決戦では「全ての試合で僅差」ながらも1勝2敗で負 ...
中日 京田陽太
ドラ2で入団した京田選手はルーキーながらもオープン戦出塁率.339と合格点。
中日の弱点であったサードを守り、「走・攻・守」すべてが揃っている選手で開幕スタメンも。
-
プロ野球2017年【中日ドラゴンズ】開幕スタメン・投手予想
選手兼任であった谷繁監督が選手を引退して監督選任として迎えた2016シーズン。 これまで3年連続でBクラスに沈んでいましたが、特にこれといった大型補強もなく成績は低迷。 谷繁監督もシーズン途中で解任さ ...
ヤクルト 星知弥
ドラ2の最速156キロ右腕が開幕一軍入りへ。
オープン戦7試合登板で防御率1.00と、セットアッパー・クローザーに苦しむヤクルトにとって救世主となる可能性も。
-
プロ野球2017年【東京ヤクルトスワローズ】開幕スタメン・投手予想
2015シーズンのペナントレースを制した東京ヤクルトスワローズは、連覇のかかる2016シーズン、まさかの5位という屈辱を味わいました。 優勝をした2015シーズンと比べると 得点:574 ...
阪神 新井良太
33歳の大ベテランが息を吹き返しました!
オープン戦打率.385で開幕一軍入りを決定づけました。
守備のサードはヘイグ・鳥谷・大山とポジション争いが激しいので代打がメインとなるでしょうが、ベテラン勢が控えているベンチというのは頼もしいですね。
-
プロ野球2017年【阪神タイガース】開幕スタメン・投手予想
連続フルイニング出場1492という記録を持つ鉄人金本知憲が監督になり初のペナント。 チームスローガン「超変革」を掲げ、従来の阪神タイガースとは異なる起用法や采配で期待された2016シーズンでしたが、結 ...
まとめ
いかがでしたか。
「オープン戦で活躍した選手はシーズンで活躍できない」なんてジンクスもありますが、新外国人やルーキーがその後大成する時ってたいていオープン戦でも活躍していますので、上記が参考になれば幸いです。
さあ泣いても笑ってもシーズン開幕は3月31日。
今年はどんなドラマが待っているのでしょうか?楽しみですね~^^
プロ野球をお手頃価格で視聴したい!という方は是非こちらの記事がオススメです。 2017年プロ野球の生放送を視聴するための方法をまとめています。
【2017年版】プロ野球を見る方法・TVでの視聴やお得な情報も/スポナビライブとスカパーが2強か
オススメはスポナビライブ、パソコンやスマホから生中継を楽しめます。
またスカパーのプロ野球セットは広島や楽天など12球団の全試合が観戦できます。
その他無料で観戦する方法も。
無料での視聴方法や球団ごとの視聴サービスもまとめています。