いや、実際には腰は抜けてませんが。
ボクは友人とアフィリエイトをしていますが、まだまだ弱小のペーペーのひよっこです。
ところがひとつの事業が一時的に大きな額で売却できそうな感じになり、これは法人にしたほうが節税効果が高いんじゃないか、ということで急遽会社設立をすることになりました。
急いで税理士さんへ会社設立の旨を伝えたところ、なんと4営業日で設立してしまいました。
思い立ってから会社設立までの流れ
今までも会社を設立しようとは思っていました。
でも、色々と準備しなくちゃいけないんだな〜ぐらいの知識しか持ち合わせておらず、実際にはどのくらいで法人として登記できるのかなど、細かいことまでは知りませんでした。
そんな時、前述したように予想をしていなかった収入が入るかも(実際には入っていません´д` ;)しれない状況となり、ろくな準備もせず法人化することになりました。
以下は「会社を設立しよう」と思い立ってから、実際に設立するまでの流れです。
木曜日(法人設立しなきゃと思った日)
大きな収入が入るかも?という状況になった日です。
当日の午後、税理士さんに相談したところ「その収入額なら法人化してから取引したほうが有利ですね」と説明を受けました。
「法人」というぐらいですから、設立した会社も人格(地位)を持つことになります。
簡単に説明すると今までの分け前を法人の分も分割できるようになり、ある程度の収入があれば得することができます。
法人税はだいたい35%くらい、サラリーマンや個人事業主は累進課税となり、最大45%くらいになるらしいので、その分岐点によって法人化するかどうかを決めるらしいです。
ただ法人となると色んな経費(例えば社宅など)が認められるので、結果的に分岐点より下でもやり方によっては得になるらしいです。
ちなみにこの日は税理士さんに相談しただけなので、法人設立までの期間には含めていません。
金曜日(会社設立の打ち合わせ)
この日は税理士さんと打ち合わせを行いました。
「とにかく最短で会社を設立したい!」と、確定申告シーズン真っ只中のクソ忙しい時期に何も分からない若僧が相談に行きましたが、丁寧にお話ししてくださいました。
まず、会社をどのようにしたいのかなどをヒアリングされました。
ボクはあまり元手のかからない仕事をしており、特に他人から融資を受けるつもりもないことを説明したところ「では合同会社での設立が良いですね」と勧められました。
会社というと「株式会社」というイメージが強いですが、そもそも株式会社にする理由がなければ、設立費用も高くなるので合同会社で良いのでは?という説明でした。
株式会社にするメリットは主に、
- 創業時に他人から融資を受けられる
- 社会的信用度が高い
- なんかカッコイイ
です。
特に「他人からの融資」といった部分が大きなメリットだと思いますが、「Googleもアップルも合同会社ですよ」の一言ですぐに合同会社にすることにしました。
税理士さんから出された宿題は
- 法人名を決めること
- 事業内容を決めること
- 印鑑登録証明書
- 資本金を差し入れる口座の作成
でした。
当日は金曜だったので、法人名は土日のうちに決めることにして、その他2つは月曜日に行うことにしました。
土日(法人名を考える)
会社を設立するにあたって一番時間がかかるのが、おそらく「法人名を決めること」です。
規定外の記号を使ってはいけないとか幾つかルールがありますが、基本的には自由度が高いです。
5〜10くらいの候補を決めて、そこから絞っていくという作業をしていきましたが、ギリシャ神話に出てくるようなカッコいい言葉は大体どこかの会社が使用していて、被るのも嫌なので造語で作ることに決めました。
例えば良い例なのが「mixi」ですよね。
「i」を1人称の人としてmixさせていくという会社の理念やサービスが会社名になっており、とても素晴らしいなと思いました。
ボクも見習って「誰が」「どうする」といった言葉を抽出して、最終的に会社名を決めました。
なお、土日に関しても会社設立までの期間としては含めていません。
会社設立前に会社名ぐらい考えているのが普通ですからね。
月曜日(各種資料を揃える)
月曜日は朝から印鑑登録証明書を取りに行きました。
印鑑登録を事前に済ませておけば、市役所が空いていれば10分程度で書類をもらうことができます。
ちなみに1通だけでOKです。
そして次に行ったのが「資本金を差し入れるための口座作り」です。
会社設立メンバーの誰かの通帳に資本金を差し入れるだけですが、注意すべきは「振り込んだ人の口座名義と資本金差し入れ人の名前が一致している」ことです。
これが一致していないと届け出の時に問題が発生するらしいので注意しましょう。
会社の事業内容については、今後やるかもしれない事業(例えば飲食店とか)も含めておくと良いです。
揃った資料をスマホで写真を撮って、その日のうちに税理士さんの元へ送ります。
火曜日(再度税理士さんと打ち合わせ)
揃えた資料の原本を持って税理士さんのところへ行きます。
すでに登記用の資料を作ってくれていたので、あとは出来上がったハンコ(これも税理士さん経由で作ってもらいました)をポチポチと書類に押すだけです。
所要時間は30分ほどだったでしょうか。
あっけなく終了です。
何度も税理士さんに「あとやることはないですか?」と聞きましたが、やることとすれば会社設立後なので本当にこれで終わりです。
水曜日(会社設立の連絡が来た!)
いつものようにボーッとしながら過ごしていると、「会社設立おめでとうございます!」のタイトルでメールが届きました。
税理士さんお抱えの司法書士さんが書類を提出してくれたので、無事会社として一歩を踏み出しましたが、正直全く実感が湧いてきません。
まあ大変なのはここからなんですけどね。
会社設立にかかった期間と費用について
税理士さんに相談した木曜日、そして法人名を考えた土日を抜いてかかった期間は金曜・月曜・火曜・水曜の計4日間です。
最低でも2週間〜1か月くらいはかかるんだろうなと想像していただけに、その早さにびっくりしました。
かかった費用は税理士さんにお支払いした8万円(自分で行うと最安値で6万円)と実印・角印のセットで6千円の合計8万6千円のみです。
もちろん資本金もある程度いれましたが、資本金から設立にかかった費用を抜くことも可能だそうです。
会社を設立してみて
今回、会社を設立して感じたことですが、「会社を設立していない・する予定がない方」も、ある程度の収入があれば税理士さんと契約しておくと色んな情報を知ることができたり勉強になるなあ、ということです。
もちろん顧問契約をすると、安くても月に1万円程度はかかりますが、ボクは金額以上のことを知ることができましたし、何より「困った時に相談できる」のが大きいと思います。
「これは経費となるのか」とか「将来的に会社設立したいがどんなメリットがあるのか」など、基本的には何でも答えてくれます。
せっかく契約したのなら、お支払いしている額を上回るぐらいのコスパを目指したいですしね。
ちなみに今回ボクが会社設立に際してお願いした税理士法人はこちらです。
アフィリエイターの顧問契約をしている方が多く在籍しているそうなので、ボクみたいなアフィリエイターさんにはオススメです。