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ノーベル賞カズオ・イシグロ氏作品の長編小説一覧まとめ/売り切れ続出も電子書籍なら購入可能!

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「今年も村上春樹氏は落選か」

という毎年恒例のフレーズで始まるノーベル文学賞発表の一幕。

 

ノルウェイの森や1Q84など数々の名作を世に送り続けている村上氏は、まあそのうち取るんじゃないかと思いますが、2017年のノーベル文学賞受賞者は日系イギリス人作家である「カズオ・イシグロ」氏。

 

日本でも報道されるやいなや、たちまちイシグロ氏の著書が売り切れ続出状態に!

そこで今回はカズオ・イシグロ氏著書の長編小説の一覧と簡単なあらすじ、そしてイシグロ作品を簡単に入手できる方法を探ってみました。

 







 

カズオ・イシグロという人物

彼は長崎県で生まれ(1954年)、1960年に父の仕事で渡英しその後帰化します。

 

このあと紹介する「日の名残り」でイギリス最高峰の文学賞である「ブッカー賞」を受賞。

この作品はアンソニー・ホプキンス主演で映画化(2005年に出版した「わたしを離さないで」も映画化・舞台化)。

 

みなさんもインタビューを流ちょうな英語で答えるイシグロ氏をテレビでご覧になったかもしれませんが、生まれは日本だったんですね。

そんなイシグロ氏ですが、日本語はほとんど話せないとのことです。

「ほとんど」というのがどのくらいなのかは分かりませんが、ご両親が日本語を使うので日常会話は問題ないレベルというところでしょうか。

 

国籍はイギリスですが、日本では「またもや日本人がノーベル賞を取った!」といった感じの報道なのでやや違和感を感じますが、それでも日本発の作家さんが世界で活躍している姿は喜ばしいですね。

 

カズオ・イシグロ氏の長編小説一覧

それではイシグロ氏著書の小説の紹介をしていきます。

確認したところ各書店やWEBサイトにおいては高確率で売り切れでしたが、電子書籍(Kindle)ならダウンロードが可能です。

「小説は紙媒体で読みたい」という方は少しフィーバーが収まるまで待つか、映画化されているものもあるので映像で観るという手もありますね。

 

遠い山なみの光

原題:A Pale View of Hills

 

イシグロ氏のデビュー作です。

「女たちの遠い夏」というタイトルから改題しました。

イギリスに暮らす悦子は、娘を自殺で失った。喪失感に苛まれる中、戦後混乱期の長崎で微かな希望を胸に懸命に生きぬいた若き日々を振り返る。新たな人生を求め、犠牲にしたものに想いを馳せる。
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浮世の画家

原題:An Artist of the Floating World

 

今作でウィットブレッド賞(現コスタ賞)を受賞。

イシグロ氏の出世作です。

戦時中、日本精神を鼓舞する画風で名をなした芸術家の小野。弟子たちに囲まれ、大いに尊敬を集める身分だったが、終戦を迎えたとたん周囲の目は冷たくなった。弟子や義理の息子からはそしりを受け、末娘の縁談は進まない。小野は引退し、屋敷に籠もりがちに。自分の画業のせいなのか……。老画家は過去を回想しながら、みずからが貫いてきた信念と新しい価値観のはざまに揺れるーー
ハヤカワオンライン

 

日の名残り

原題:The Remains of the Day

 

イギリス最高の文学賞であるブッカー賞受賞作品。

前述のように映画化もされています。

短い旅に出た老執事が、美しい田園風景のなか古き佳き時代を回想する。長年仕えた卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々……。遠い思い出は輝きながら胸のなかで生き続ける。
ハヤカワオンライン

 

充たされざる者

原題:The Unconsoled

 

異色作とも問題作とも言われている作品。

948ページもある大作です。

世界的ピアニストのライダーは、あるヨーロッパの町に降り立った。「木曜の夕べ」という催しで演奏する予定のようだが、日程や演目さえ彼には定かでない。ただ、演奏会は町の「危機」を乗り越えるための最後の望みのようで、一部市民の期待は限りなく高い。ライダーはそれとなく詳細を探るが、奇妙な相談をもちかける市民たちが次々と邪魔に入り……。
ハヤカワオンライン



わたしたちが孤児だったころ

原題:When We Were Orphans

 

多くのイシグロ作品で感じる「喪失感」

そんなフレーズがピッタリの著書です。

上海の租界に暮らしていたクリストファー・バンクスは十歳で孤児となった。貿易会社勤めの父と反アヘン運動に熱心だった美しい母が相次いで謎の失踪を遂げたのだ。ロンドンに帰され寄宿学校に学んだバンクスは、両親の行方を突き止めるために探偵を志す。やがて幾多の難事件を解決し社交界でも名声を得た彼は、戦火にまみれる上海へと舞い戻るが…
ハヤカワオンライン

 

わたしを離さないで

原題:Never Let Me Go

 

この作品も「日の名残り」同様に映画化、そして舞台化もされています。

同年のブッカー賞最終候補にも選ばれています。

優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設へールシャムの親友トミーやルースも「提供者」だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度……。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく。
ハヤカワオンライン

 

 

 

忘れられた巨人

原題:The Buried Giant

 

2015年に出版された著書でイシグロ氏の長編小説の中では一番最新の作品です。

老夫婦は、遠い地で暮らす息子に会うため、長年暮らした村を後にする。若い戦士、鬼に襲われた少年、老騎士……さまざまな人々に出会いながら、雨が降る荒れ野を渡り、森を抜け、謎の霧に満ちた大地を旅するふたりを待つものとは――
ハヤカワオンライン

 

まとめ

いかがでしたか。

イシグロ氏の著書は記事中にも出てきましたが「喪失」や「残酷」といったフレーズがとても似合う作品ばかりです。

これだけメディアに取り上げられているので出版社も急ピッチで増版をしているようですがそれでも追い付かず、各書店やネットでも売り切れが続出しています。

 

こういった状況でもKindleなどの電子書籍は気にせず購入できるのが良いですね。

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