2017年シーズンが終了し、ストーブリーグが活発になってきましたね。
今回はフリーエージェント有資格者の目玉選手、日本ハムの中田翔選手の去就に迫ってみたいと思います。
シーズンが始まる前、栗山監督から「FAで争奪戦になるくらいの成績を残してほしい」と期待されていましたが、129試合出場、打率.216、本塁打16本、67打点と思うような成績は残せませんでした。
しかし2017年はWBCの影響もあったでしょうし、年齢も20代ですからまだまだ活躍できるでしょう!
中田選手がFA権を行使したとして、獲得に乗り出す球団はどこでしょうか?
それでは見ていきましょう。
中田獲りに大きく動くであろう球団
中田選手の魅力は何といっても「右の長距離砲」であること。
特に得点力不足が叫ばれているチームにとっては欠かせない存在となるでしょう。
2017年オフは以下の2チームが中心となって争奪戦を繰り広げるのではないでしょうか?
阪神タイガース
まずは阪神です。
2016年オフから興味を示していました。
抽選で外れてしまいましたが、2007年のドラフトでも中田選手を1位指名していたんですね。
2017年はロジャース・キャンベルの両外国人が奮わなかったことで、四番・ファーストのポジションが補強ポイントとなっています。
福留選手、鳥谷選手、糸井選手などクリーンナップを打てるベテランはいるものの、年齢的に休養させながらの起用になりますし、金本監督は若手の育成を進めていますが、主軸を任せられるだけの選手が育つにはまだまだ時間がかかりそうです。
そして、中田選手は地元・大阪桐蔭出身で、さらに金本監督と同郷の広島出身でもあります。
中田選手にとって好材料が揃っていますが、実は阪神は中日のゲレーロ選手や2017年ドラフトの注目選手である清宮選手を指名することが濃厚という情報もあり、どちらかの選手が獲得できた場合は中田選手の獲得を見合わせるかもしれません。
読売ジャイアンツ
次は巨人です。
2017年シーズンは、CSルールが出来てから初めてクライマックスシリーズ出場を逃してしまいました。
来シーズンはメンツをかけて(いつもしている気はしますが)大補強をしてくるでしょう。
過去に日本ハムから小笠原道大さんや2016年はFAで陽岱鋼選手、トレードで石川慎吾選手が移籍しています。
仮に入団となれば馴染むのに一役買ってくれるでしょう。
東京ドームは比較的狭い球場ですから、本塁打は間違いなく増えると思いますし、中田選手と似たタイプの村田選手の戦力外で補強ポイントとなっています。
主軸を打てる内野手のポジションが空いたことになり、獲得に動く可能性は十分あるでしょう。
その他獲得に動きそうなチーム
中田選手は日本代表でもクリーンナップに座るほどのビッグネームで、年棒は2億8000万円とも言われています。
資金面で獲得できる球団は限られてきますが、とりあえず資金面は置いておいて、中田選手の戦力が欲しい球団はどこでしょうか?
中日ドラゴンズ
2017年に35本塁打を記録し、セリーグのホームラン王に輝いたゲレーロ選手の退団が報じられています。
今シーズン、ドラゴンズの四番はゲレーロ選手とビシエド選手が主に打っていて、ビシエド選手がケガで離脱した後はゲレーロ選手が打線を牽引してきました。
そのゲレーロ選手を失うとなれば痛手ですね。
中日の長距離バッターといえば平田選手がいますが怪我がちですので、中田選手のような長打が打てるバッターは欲しいはずです。
ただ中日は助っ人外国人の獲得が上手いため、新たに助っ人を調達する可能性が高いかもしれません。
東京ヤクルトスワローズ
2017年、球団ワーストとなるシーズン96敗を喫したヤクルト。セ・リーグでもダントツの最下位となってしまいました。
小川監督、宮本コーチを迎え立て直しを図りますが、チームの主砲であるバレンティン選手の退団が噂されています。
バレンティン選手はヤクルトに愛着はあるようですが「勝てるチームに行きたい」とも言っており、巨人などが調査をしているという情報もあります。
三番、四番に山田選手・中田選手が座れば強力な打線になりそうですね!
千葉ロッテマリーンズ
パリーグ最下位に沈んだロッテ。
最下位になってしまった要因はデスパイネ選手がソフトバンクに移籍したことが大きいですね。
デスパイネ選手は2016年、チームでトップの本塁打と打点を記録していました。
新監督に引退したばかりの井口監が就任しましたが、中田選手のような頼れるポイントゲッターが欲しいところではないでしょうか。
まとめ
今回は中田選手の去就について迫ってみました。
中田選手自身、まだFA権行使について明言していませんが、今後ドラフトや他の選手の動向次第で獲得に動く球団が出てくるかもしれませんね!
2018年、中田選手はどこの球団のユニフォームを着ることになるのでしょうか?
注目しましょう!