今年の4月頃から一気に人気が爆発した加熱式たばこ。
その代表的なのがiQOS(アイコス)ですが、これをきっかけに斜陽産業と言われていたたばこ市場に大きな光が見えてきました。
というのも、屋内での喫煙を禁じていた会社やレストラン、そして密閉空間であるタクシーやレンタカーなどでも加熱式たばこOKという流れが出来つつあるからです。
通常のたばこと加熱式たばこの違い
通常ボクらが知っているたばこは、ライターで葉っぱを燃やしニコチンやタールを摂取するタイプです。
燃焼するから煙が出るし、葉っぱは灰となります。
たばこを吸って吐き出した煙のことを主流煙と呼び、たばこ本体から出る煙を副流煙と呼びます。
どちらの煙にも有害な成分が含まれていて、化学物質だけで4,000種類以上にも及ぶといわれています。
喫煙率が先進国に比べて高い日本においても、副流煙の問題がニュースなどで大きく取り沙汰され、最近ではお昼時にレストランに行こうものならかなりの高確率で喫煙ができなくなっています。
対して加熱式たばこは不思議なことに煙が出ません。
その仕組みですが、たばこの葉っぱを燃焼させるのではなく電気で温め加熱させることにより「蒸気」として発生させているからです。
加熱式たばこの有害成分は?
たばこから発生する有害成分は多岐に渡りますが、実はその中でも肺癌など健康に大きな被害を及ぼす物質は「タール」であることが分かっています。
たばこといえば「ニコチン」というイメージですが、タールのほうが危ない物質であるということです。
タールは燃焼時に発生する有害物質であるので、これを逆手に取りiQOS(アイコス)を発売したフィリップモリス社は「燃やさないたばこ」を研究・開発し、とうとうタールが発生しないたばこを実現しました。
iQOS(アイコス)だったら吸ってもいいよ
ボクはたばこを吸いますが、正直言ってたばこの煙は嫌いです。
ですから隣に人がいるときは吸いませんし、一人のときもたばこの煙が自分に来ないように空気清浄機の近くで吸っています。
たばこユーザーですらたばこの煙が嫌いな人が多い状況の中、非喫煙者からしたら迷惑千万ですよね。
そんな中「煙の出ないたばこ」が発売されたもんですから、
「別にiQOS(アイコス)なら吸ってもいいよ」
という方が増えてきました。
加熱式たばこは健康被害を抑えるという喫煙者側のメリットのほかに「周りの人が嫌がらない」というもうひとつの大きなメリットを作り出しました。
また、煙が出ないことによって「匂いが残らない」というのも大きなメリットです。
空港にある喫煙所なんかは外からガラス張りになっていることが多く、外から見ると中は真っ白!
そして中に入るととんでもない匂いで、ほんの少し入って出てくるだけで髪の毛や衣類にまでたばこ臭が染み込んでしまいます。
ですが加熱式たばこだと、隣で吸っていても匂いに気づかないというくらいのレベルなので、隣で吸われても気にならないという非喫煙者が増えてきたんでしょうね。
すでに続々と加熱式たばこOKになりつつある
レンタカーやカーシェアで大手の「オリックス自動車」では、2016年11月18日に「iQOS(アイコス)利用可」の車両を導入すると発表しました。
また福岡・天神にある複合施設「VIORO」ではiQOS(アイコス)に並ぶ売れ行きの加熱式たばこプルーム・テックの貸し出しサービスを行い、館内に喫煙スペースを設置したそうです。
徐々にではありますが、加熱式たばこの認知度が上がってきているのが伺えます。
2020年の東京オリンピックではどうなるのか?
厚生労働省はすでに2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、屋内全面禁煙を提言しています。
ということは現在のたばこ(紙巻たばこ)はあと数年のうちに屋内で吸えなくなるということです。
まあ諸外国ではすでに当たり前になりつつある「屋内全面禁煙」
喫煙者の多い日本においても、とうとうその波が来たという感じですよね。
ただ、加熱式たばこはどう規制されていくのか、現在のところはまだ曖昧です。
今後の行方に注目していきたいところです。
アイコスもいいけど故障や連続で吸えないとお困りの方は「iBuddy」もオススメです。
アイコスの様々な不満を解消した、いわば「アイコスとグローのハイブリッド型」電子たばこです。
詳しい内容はこちらをご覧ください。
-
アイコスとグローのハイブリッド【iBuddy】不満を解消した電子たばこが遂に発売したぞ!
「アイコスってすぐに壊れる… もう3台目だよ」 「電子たばこって煙が少ないからいいけど吸いごたえがなあ~」 「この後飛行機乗るから連続して吸いたいんだけど…」 「掃除してたらホルダー部分 ...