例文すべてに「うんこ」を用いた特異なドリル「うんこ漢字ドリル」が発売から累計200万部を超え、SNS界隈でも異様な盛り上がりを見せています。
うんこ漢字ドリルとは一体何なのか、そしてここまで流行っている秘密を探ってみました。
うんこ漢字ドリルとは
文響社が発行している漢字ドリルで、小学校で習う漢字1,006文字を全て網羅した大作となっています。
例文はその3倍の3,018種類もあり、集中力を切らしがちな小学生が笑いながら学ぶことができるように、というコンセプトがあるそう。
発案者はなんと社長だそうで、元々友人である映像ディレクターの古屋雄作さんが手掛ける(?)「うんこ川柳」を出版しようとしていたが、うんこと漢字の相性が良いと感じ「うんこ漢字ドリル」出版に至ったとの事です。
小学1年生から6年生まで全6冊が出版されていて、2017年7月現在で累計い227万部以上も売れているそうです。
小学生はうんこが好き
この「うんこ漢字ドリル」ですが、確かに相性が良いなと感じます。
この頃はうんこ・〇んこ・〇っぱいの3ワードのみで常に大爆笑が起きますからね。
「遊びたい」と「勉強」という、一見正反対の行動を真剣に考えると「うんこ」というキーワードが非常に親和性が高く、ここまでの大ヒットが生まれたんでしょうね。
「うんこ漢字ドリルを出版するぞ!」と社長が発言したときの社員の顔を想像すると、なんとも言えない気持ちになってきます。
そして、この書籍の素晴らしいのは「例文に汚らしさを感じさせない」ところです。
「ナウマン象のうんこ」と言われれば、なんだか歴史的価値があるように思えますし、「うんこと話せる機械」など、うんこを擬人化してしまう発想は凡人には出てきません。
その他秀逸なうんこ例文
他にも素晴らしい(?)うんこ例文がふんだんに使われています。
- 予約していたうんこを取りに来ました
- ここで今すぐうんこをすることもできるんですよ
- 今、たしかにうんこが動いた
- 時間になったらうんこを返してね
- 親切な人がうんこをとどけてくれた
- うんこをしまっておく倉庫を「うん庫」という
- 主人公がうんこを見て泣いた理由を述べよ
- 一回一回のうんこを誠実に積み重ねてきた
書いてて吹いてしまったのが「金庫の中身は社長のうんこです」でしたww
どういう会議を経てこの書籍が出版されたのか分かりませんが、「社員が色々例文を考える⇒社長に提出⇒ダメ出し」のような流れを想像してもう一度上の例文を読んでみると笑いが止まりません(笑
もし自分が社長だとして、社員がこんな例文を持ってきたらどうでしょうか?
もしかしたらカンカンになって怒鳴り散らす社長もいるかもしれませんね。
「いや、面白いけどこれアカンやつや」と肯定しながらも却下するるかもしれません。
でも、こんな例文もアッサリとOKが出るような環境だからこそ、自由な発想で誰も考えつかないような場所へ到達できるんでしょうね。
社員さんたちはきっと幸せな気がします。
まとめ(うんこ)
ここまでうんこ×27を書いてしまった訳ですが、グーグルさんに嫌われないか少し心配です。。
でもさすがに「うんこ」で稼ごうとは思わないですが、こういった発想ってすごく大事で大きなビジネスチャンスになると思うんですよね。
「目の付け所がシャープです(キリッ」みたいな。
作者が不慮の事故で無くなってしまった「クレヨンしんちゃん」は、いまだにスタッフの手によって続編が描かれていますが、あれも以前は「子供に見せたくない番組ナンバー1」あたりをキープしてましたよね(もうひとつは確かロンドンハーツ)。
人前でお尻を見せたり、大人に生意気な口を利くしんちゃんの真似をする子供が大量発生して、一時はワイドショーを賑やかせていました。
それでもいまだに映画の続編が公開されるなど絶大な人気を誇っているのは、やはり「子供の心を鷲摑みにする何か」があるからなんでしょうね。
以上、「うんこ漢字ドリル」のまとめでした。