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会社経営者は今すぐ社員の副業を認めるべき!ロート製薬に学ぶモチベーションアップ術

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ロート製薬が昨年6月から素晴らしい試みを始めています。

「社外チャレンジワーク制度」「社内ダブルジョブ制度」というもの。

通常の会社は副業を禁止しているケースが多く、社員のモチベーションアップや能力開発の機会を阻害しています。

今回は「なぜ副業を禁止している会社が多いのか」「副業をすることのメリット」、そしてロート製薬の取り組みに見る理想の働き方について解説していきます。

 







 

 

副業って何がダメなの?

 

まず副業とはどの範囲のことを言うのでしょうか?

就業規則で事細かに定めている会社もありますが、ほとんどの会社では明確な基準は設けていません。

一般的には「本業以外で収入を得ること」とされますが、最も多いのが「会社の他にも籍を置いて働く」ことを禁止しているケースですね。

 

ボクも以前会社勤めをしていましたが、当時人事部の先輩に「副業」の解釈基準について聞いてみたことがありました。

その時に返ってきたのが「本業に悪影響が出る業務」とのことでした。

確かに本業を終えた後にコンビニのアルバイトなどをすれば、睡眠不足などで本業に支障をきたすこともあるでしょうが、そんなこと言ったら終電まで飲み歩く方がよっぽど翌日の仕事に悪影響を及ぼします。

でも飲み会を禁止している、または時間制限を就業規則で謳っている企業を見かけることはまずありません。

 

飲み会も副業のアルバイトも「本業に支障が出ない範囲」ならしても良いように感じますよね。

もちろん会社の名前を借りて副業をしていたり、会社のイメージを落とすような副業(水商売など)をしていた場合、それは会社にとって損害となりうるので控えたほうが良いですが、例えば将来パン屋さんを経営したいと思っている人がいれば、空き時間を活用して無理のない範囲でパン屋さんのアルバイトなどをして実務経験を積みたいと考えますよね。

 

副業禁止の会社に勤めることの危うさ

 

ボクは大学卒業後に就職した会社しか勤めたことがないので完全に主観な部分もありますが、会社って簡単に裏切ります。

長年会社のために勤めていたのに、ある日急に要職から外されて行き場を失うなんてことはザラにあります。

また、特殊な仕事がメインな会社の場合、他社で通用するスキルを磨くことができず、会社が傾いてリストラされても転職先は限られてしまうなんて最悪の事態も。

 

社員は会社と一蓮托生なんて考え方はこの先通用するはずもなく、会社は「万が一社員をリストラすることになっても大丈夫」な状態に社員を導いてあげることも大切です。

そのためには社員に選択の余地を与えることも必要で、副業を認めてあげても良いのでは?と感じます。

 

副業による会社のメリット

 

副業を認めることによって会社にも大きなメリットがあります。

 

まず第一に「残業問題の解消」です。

日本人は勤勉で残業時間が多いことで有名ですが、同時に労働生産性が低いことでも有名です。

なぜ労働生産性が低いのか?

一概には言えませんが、どんな人でも長く勤めていれば仕事のスピードは格段に早くなり、以前は丸一日かかっていた仕事も慣れてくれば半日も経たずに完了することができるようになります。

ですが、ゆっくりやっても給料が同じならダラダラと仕事してしまうのが人間です。

早く仕事ができるようになっても向上心が高い社員でなければ労働生産性を上げようとはしません。

残業時間も働いた分だけ支給されるのであれば、毎日2〜3時間だけ残業するような社員が山のように出てきます。

 

こんなんじゃ労働生産性はいつまで経っても上がりませんよね。

ここは思い切って「タスク制度」に切り替えてしまって、決められたタスクを完了すれば業務終了でOKとしてみたら、すぐにでも労働生産性は上がります。

そして社員は残業代で稼げなくなった分、副業に精を出すようになります。

会社は残業代が減り社員は副業でスキルも上がるようになるので、まさに「Win Win」の関係になります。

 

第二に「社員のスキルアップ」です。

副業ができる業種を務めている会社の関連している業務に限定することで、社員は社外からどんどん知識やスキルを吸収していきます。

また、関連業務に限定しなくても社員の見聞や人脈も広がってくるので、思いもよらないシナジー効果が生まれることもあります。

 

ロート製薬に見る理想的な働き方とは

 

冒頭で紹介したロート製薬の取り組みですが、これまでもジョブローテーションを行って社員の能力開発に努めていたそうです。

ところが、取引先が新事業にどんどんとチャレンジしていく姿を見て、考えを改めることになったそうです。

そこで始まったのが新しい働き方「社外チャレンジワーク制度」と「社内ダブルワーク制度」です。

 

どちらも言葉通りですが、特に感銘を受けたのが「社外チャレンジワーク制度」です。

例えば薬剤師の資格を持つ社員が土日に調剤薬局で働き、勉強をしながら生活者の方と接することによってニーズを汲み取ることができるようになり、会社・社員ともにメリットのある制度です。

 

会社勤めされている方は少なからず「その会社に魅力を感じて」入社しているので、その業界にも興味を持っている方が多数派だと思います。

ロート製薬のような働き方が当たり前のような社会になってくれば、会社のみならずその業界も活性化してくるでしょうし、副業を通して業界に精通することができ、将来その業界を引っ張ってくる人間が出てくるかもしれません。

 

まとめ

 

ボクは約1年前に会社を辞め今年起業しましたが、つくづく思うことがあります。

それは「ホント世の中知らなかったな〜」ということです。

会社勤めをしていると「会社にとっていかに利益が上がるか」ということばかり考えていましたが、これはとても近視眼的な考えで、もっと根本的なことに気づいていませんでした。

単純にモノを売るということだけでも、そこには生産者がいて流通チャネルがあり、そして消費者がいる。

仮に自分が流通チャネルの役割をしていても、生産者の立場でモノを考えることができなければやれコストカットだ〜ぐらいしか言えないです。

 

副業をすることで生産者側の立場も理解できるようになり、会社への提案や改善につながることになります。

ぜひ会社経営をしている社長さん、社員の副業を認めてあげてくださいね。

 

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