最近のクレジットカードには標準装備となりつつある「ポイント」
カードの使用金額に応じてポイントを受け取ることができ、会社が運営しているサービスや商品券などと交換ができるサービスです。
多くは使用額の1%前後がポイントとなり、1ポイント=1円相当としているところが多いですね。
でもこのポイントを活用していない人は本当に多く、非常にもったいないことをしているかもしれません。
日本人はポイントを上手に活用できていない
クレジットカードやポイントカードは今やほとんどの方のお財布に数枚入っていると思いますが、持っていても「使っていない」「ポイントを使用していない」という方が非常に多いのが現状です。
以下、特徴的なデータをもとに解説していきます。
日本人の現金以外での決済は19%
日銀が発表した資料によると、日本の現金以外での決済率が20%を下回る19.4%であったとのこと。
これは先進国では極めて低い数字で、1位のスウェーデンでは98%以上がキャッシュレス決済です。
日本では盗難被害などが少ないことから、比較的安心して現金を持ち運べるという点もありますが、それにしても差が開きすぎですね。
もうひとつ、「色々なポイントカードがありすぎて使いこなせていない」こともキャッシュレス化が進んでいないことの理由でしょう。
もう少しポイントシステムが統合されれば現金以外での決済も増えてくるとは思います。
ポイント利用率は4割
さらにクレジットカードなどのお買い物でポイントが貯まっているにもかかわらず、利用しているユーザーはなんと4割ほどしかいないのが現状で、そのほとんどが有効期限を過ぎて失効してしまっています。
これらを基に考えてみると、以下のような数式が成り立ちます。
1ーポイント付与できる決済額*19%*4割=0.924
およそ92.4%もポイント獲得できる機会を逃しているということになります。トンデモナイ数字ですね。
ほとんどのお買い物はポイント受け取りが可能
日頃、お買い物などでお支払いしている金額のほとんどはポイントの対象になります。
基本的にクレジット決済ができるものは全て対象といっても良いでしょう。
(ただし税金の支払いについてはポイントはつきません)
注意すべきなのが通常のポイントカード(Tカードやnanacoなど)については、その他にもポイントがつかない商品があります。
(nanacoに関してはお金をチャージすることでポイントが付くので間接的にポイント付与されます)
仮に月10万円分の支出があったとして、それを全てポイント付与対象にできればそれだけで120万円分、1%還元で12,000円分のポイントを手に入れることができます。
平均的な家庭の支出
総務省の「家計調査年報(2016年)」によると、2人以上の勤労者世帯の支出は全国平均で約31万円。
年間では475万円にもなり、1%還元の場合5万円近くのポイントとなります。
先ほどの数式に当てはめてみると475万円*19%*0.4=36万円となりポイントは3600円。
実に4万5千円以上も損している計算になります。
家賃もクレジットカード払いが可能?
衣・食・住で一番お金がかかるのが「住」ではないでしょうか。
もちろん地方などであれば安い賃貸物件もありますが、それでも毎月5万円前後はお支払いしていますよね。
最近は家賃支払いのクレジット決済に対応し始めていて、例えば「いい部屋ネット」で有名な大東建託では、2013年から管理している賃貸物件の支払いをクレジットカード決済できるようになりました。
月の家賃が5万円なら年間60万円分、10万円ならなんと120万円分もポイント受け取りの対象となります。
まとめ
「クレジットカードはなんだか怖い」と言っている時代はもう過ぎて、今や「クレジットカードを使わないと損する」時代となりました。
また、それだけでなく「クレジットカードとポイントカードでポイントのダブル受け取り」をする方法もあります。
ぜひポイントを活用してお得な生活を送りましょう。