みなさんは電子たばこを選ぶ時にどんな項目を重要視していますか?
- 味、フレーバーの種類
- 使いやすいかどうか
- 価格、コストパフォーマンス
人によってそれぞれだと思いますが、一番重要なのは「自分が気に入っている味のものが吸えるかどうか」でしょうね。いくら安くてもマズければ嫌ですしね。
代表的な電子たばことしてアイコス・グロー・プルームテックが挙げられますが、やはり一番ユーザーが多いのはアイコスでしょう。
次に来るのが使いやすさやコスパでしょうか。電子たばこは普段使いで使用頻度も多いので、できるだけメンテナンス不要でかつランニングコストも抑えたいところ。
どちらが先に来るかは考え方によって違いますが、今回は「コストパフォーマンス」に絞ってアイコスのヒートスティックが吸える「アイコス互換機」で一番ランニングコストが安いのはどれかを比較調査してみました。
アイコス互換機とは
まず最初にアイコス互換機の説明について。ご存知の方は飛ばしてもらっても構いません。
アイコスは「煙の出ない電子たばこ」として発売され、燃焼によって発生するタールなどの有害物質を大幅にカットした画期的なデバイスです。
しかし先駆者の運命なのか故障や使い勝手の悪さが目立ち、その不満点を改善したモデルが他社から続々と発売され、それらを総称して「アイコス互換機」と呼ばれています。
アイコス互換機は
- ヒートスティックが楽しめる
- 充電と加熱部分が一体になっている
- 連続して吸うことができる
といった特徴を持っています。
他にも「加熱温度の調整」や「加熱方法の変更」、さらには「メンテナンスをしやすく改良」するなど、本家アイコスで挙がっている不満点を独自技術によって改善を試みているデバイスも登場しています。
アイコス互換機の種類
確認できるだけでも10種類近くにも上るアイコス互換機ですが、やはり売れているのはどこかしらに特徴のあるデバイスばかりです。
全ての面で高評価なイーフォス
2017年末に発売して以降、爆発的な勢いで売れている「アイコス互換機イーフォス」は価格・性能・フォルムともに高評価のモデルです。
定価8,980円とアイコスよりは安いものの、他のデバイスと比較してやや高価なのにもかかわらず売れているのがその証拠でしょう。
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アイコスが連続で吸える互換機EFOS(イーフォス)のレビュー/ 性能・デザインともに高評価!
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主な特徴としては、
- 一体型で丸みを帯びたデザイン
- 高温と低温のモード切替機能
- 均一に加熱できる3D加熱システム
- 加熱部の汚れが出にくい
といったところでしょうか。最近では10%オフなどのクーポンも頻繁に出ていますので以前よりは買いやすくなってきています。
加熱を抑制するシガレッソ
シガレッソの特徴はなんといってもICチップでコントロールされた「加熱抑制システム」です。
アイコスはヒートスティックをブレードに挿して加熱・吸引をしますが、これだとどうしても全体が均一に加熱されないので、何本かに1本ハズレが出ます。
こういった不満を解消すべく、アイコスよりやや加熱温度を高めに設定した上で加熱温度を抑制し、ヒートスティックを均等かつ効率よく加熱させることを実現しました。
また後発組のメリットである「軽量・コンパクト化」にも成功しています。重量38gなのでポケットに入れても違和感はありません。
コスパ抜群のFyHitシリーズ
FyHitシリーズには「FyHit Eco-S」と「FyHit CS Pen」の2種類があります。
FyHitはハーブスティックという商品の中の1モデルという括りですが、元々アイコス互換機として作られたものではありません。
名前の通り「ハーブやタバコ葉を入れて吸引するスティック」として世界中で使用されているタイプでしたが、FyHitはともにアイコスも使用できるように改良されています。
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高コスパの秘密は「アイコス以外でも使用できる」ことと「1本を分割して吸うことができる」から(FyHit ECO-Sのみ)。
ただしヒートスティックを輪切りにしたり、吸い終わった葉っぱを片づけるのがちょっと面倒、なんてデメリットも混在しています。
軽くて小さいアイスモーク
さきほどのシガレッソは38gという軽量コンパクトモデルですが上には上がいます。
アイスモークはなんと総重量30g。まるでアイコスホルダーと見間違えるほどですが、これ1本で充電と加熱を兼ね備えています。
余計なモノを省いた分、加熱温度調整などの機能はありませんが、とにかくコンパクトさ重視のユーザーに売れていますね。
アイコス互換機の先駆者アイバディ
アイコス互換機アイバディ
アイコス互換機の名を知らしめたのが、2017年9月に販売開始したアイバディです。
それまでもアイコスのヒートスティックを吸うことのデバイスは存在していたものの専用モデルではなかったため、アイコスに特化したデバイスは知る限りではアイバディが一番最初です。
グローのような一体型デザインを取り入れたり、ブレード加熱から丸いスティック状の加熱方式に変更したりと発売当初はかなり新鮮でしたが、EFOS登場によりすっかり影が薄くなってしまいました。
ただし定価も7,000円程度まで下がり買いやすいことから、アイコス互換機を安く購入したいといった方にはオススメですね。
アイコス互換機のコスト比較
良く売れているアイコス互換機を5つほど紹介しましたが、冒頭にもある通り「コストパフォーマンス」はとても気になりますよね。
ちなみに各デバイスの定価(実売価格)は
- イーフォス:8,980円
- シガレッソ:7,560円
- ファイヒット:5,980円
- アイスモーク:8,424円
- アイバディ:7,000円
です。イニシャルコストでいえば断トツでファイヒット(CS Pen:アイコス専用)ですが、今回はランニングコストで比較・計算をしていきます。
吸える時間・回数で比較
まずはヒートスティック1本あたりのコスパで比較をしていきます。
アイコスはヒートスティック1本当たり「6分間(360秒)または14回吸引」で一旦電源がオフになるので、この数値がベンチマークになりますね。
上記5種類のアイコス互換機を比較してみたのが下の表です。
商品名 | 秒数 | 回数 |
イーフォス | 350秒 | 16回 |
シガレッソ | 360秒 | 14回 |
ファイヒット | 330秒 | 13回 |
アイスモーク | 180秒 | ー |
アイバディ | 320秒 | 16回 |
アイスモークを除き1本当たりで吸える時間はあまり変わりがありません。というか5分(300秒)もあれば十分に吸えますね。
となると肝心なのは吸える回数。アイスモークはグロー同様に時間のみで管理されているので今回の比較から省いていきます。
どれも連続吸いができる分、本家アイコスと同レベルもしくはやや少ない回数となっています。
イニシャル+ランニングコスト
続いてデバイス購入価格を加味して比較していきます。
どのデバイスにも寿命は必ずあり、機械ですからいつかは壊れてしまいます。参考までに「購入から半年間使用できる」という前提で考えてみましょう。
1日1箱(20本)のヒートスティックを吸う方なら半年間で3600本、アイコスなら最大50,400回の吸引が可能です。
アイコスの定価が10,980円ですから1吸い当たりで計算すると0.218円となります。これを上記アイコス互換機で計算してみると
- イーフォス:0.156円
- シガレッソ:0.150円
- ファイヒット:0.128円
- アイバディ:0.122円
1吸い当たりのコストパフォーマンス勝負はアイバディに軍配が上がりました。
ただどれもアイコスよりコスパに優れていて、イーフォスでも40%ほどイニシャル+ランニングコストを抑えることができています。
とはいえ、アイコス互換機はチェーンスモークができる分、ヘビースモーカーはむしろ高くつく可能性もありますので要注意です。
保証期間で比較
最後に保証期間で見ていきましょう。
アイコスの凄いところは「製品登録をしておけば1年保証」サービスが受けられる点です。デバイスよりもヒートスティックで利益を出せればいいといった考えからでしょうが、それにしても1年間保証は嬉しいですね。
通常こういった製品は保証期間を設けていないものも多い中、アイコスのおかげもあって故障などによる保証を受けることができる製品も見かけるようになりました。
- イーフォス:3ヶ月
- シガレッソ:1ヶ月(※1)
- ファイヒット:1ヶ月
- アイスモーク:1年(※2)
- アイバディ:ショップによる
※1 レビューを書けば保証期間が2ヶ月に延長
※2 別途手数料が必要
イーフォスはよっぽど製品に自信があるのか、3ヶ月の製品保証が付いてきます。これは安心できますね。
ビックリなのがアイスモークの1年保証サービスです。別途手数料として2,500円が必要になりますが、この分はすべてポイントとして残り、次回購入分から差額として割り引いてくれるそうです。
デバイスが故障する前に禁煙ができていれば良いですが、そうでなければ故障時に再購入することになりますのでこういった保証&割引サービスは嬉しいですね。
アイコス互換機のコスパ比較まとめ
今回はアイコス互換機を「ヒートスティック1吸い当たりのコストパフォーマンス」という視点で比較・調査をしてきました。
塵も積もれば山となるじゃありませんが、毎日使用するデバイスですから購入する際には何かと検討したいところ。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。