加熱式たばこの雄「アイコス」ですが、発売後しばらくはその売上のほとんどが日本というガラパゴス的な状況でした。
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しかし、最近では国内だけに留まらず世界でも爆発的なヒットを記録し、イタリアやポルトガル、スイス・ルーマニアなど30以上の国や地域で販売されています(アメリカは許認可の問題で揉めている)。
これだけの売れ行きとなるとは想像もしてませんでしたが、逆にこれだけ売れると様々な不満や悩みなども同時に発生するのが人気商品の定めです。
そこで登場し始めたのが「アイコスの不満を解消するアイコス互換機」です。アイコス互換機とはどんなものなのか、そしておすすめ互換機ランキングの紹介をしていきます。
アイコス互換機とは
アイコス互換機とは「アイコスのヒートスティックが使用可能なデバイス」のことで、様々な種類が登場しています。
アイコス自体非常に考えられており、特に「タールなどの有害物質を9割カット(公式発表)」は喫煙者にとっての救世主的存在であり、また同時に「煙ではなく水蒸気として排出されるので受動喫煙リスクの低減につながる」という触れ込みで、国内出荷300万台以上を記録しています。
そんな健康や環境に配慮したアイコスですが、「ホルダーとチャージャーが別」という決定的な欠点があります。
これにより、
- 1本吸うごとに充電が必要(連続で吸えない)
- どちらかが故障すると使用することができない
- 吸引のたびに出し入れをする面倒
などの不満が挙がっています。
アイコス2.4plusという新型デバイスが登場したものの、改良点は充電の長さやLEDの発色などに留まり、上記の不満は解消されないままです。
そこに目を付けたのが「アイコス互換機」で、発売されているそのほとんどが
- グローのような一体型を採用
- ヒートスティックを連続吸引できる
といった特徴を持っています。
アイコス互換機を選ぶときの注意点
そんなアイコス互換機ですが、沢山の種類が出回っているので「アイコス互換機を選ぶときの注意点」を簡単にまとめておきます。
ヒートスティックが使用可能かどうか
当たり前ですが、互換機を選ぶ時に一番大事なのは「ヒートスティックが使えるかどうか」です。
通常の紙巻タバコとヒートスティックはサイズ(直径)が違い、アイコスにヒートスティックを挿しても入りません。
随分と昔の話ですが、グローの本体を手に入れてアイコスを吸おうと思ったら全然合いませんでした。
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デバイスによって味・フレーバーが若干違う
アイコスはヒートスティックを燃焼させるのではなく「加熱処理」によって水蒸気を発生させる仕組みで、その中心温度は約200℃となっており、紙巻きたばこに比べて約600℃ほど低くなっています。
やはり通常のたばこと比べると少し味が薄く感じ、人によっては物足りなさを感じます。
こういった不満を解消するため、アイコス互換機はそのほとんどが200℃より少し高めの設定となっています。
この微妙な温度差がヒートスティックの味を少し変える原因となっていて、また加熱処理の違い(アイコスはブレード加熱、EFOSは3D加熱など)によっても味に変化がつきます。
味・フレーバーに関しては人によって意見が大きく分かれますが、レビューや口コミを見ることである程度事前に調べておくことができます。
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性能に応じて価格が違う
アイコス互換機は「アイコスの不満を解消すべく開発されたデバイス」なので、機能面で様々な改良が施されています。
代表的なのは「加熱温度の調整」や「加熱処理の違い」などです。
たとえばアイコスは板状のブレードにヒートスティックを差し込んで加熱しますが、イーフォスは包み込むように加熱するので、味わいもかすかに変わってきます。
またシガレッソは独自の加熱制御システムによって、アイコス同様の風味ながらチェーンスモーク時でも均一な味わいを楽しめるように設計されています。
安いものだとアイコス本体価格の半額ぐらいで購入することができますが、やはり上記のような機能は付帯しておらず、せっかく購入したのに使い物にならなかったなんてことにならないように注意しておきましょう。
1本で何回吸えるのか
アイコスはホルダーのフル充電状態からおよそ14回吸引 or 6分間で電源が切れる仕組みになっています。
健康を考えれば少ない方が良いですがそれならば途中で吸引を辞めればいいわけで、できるだけ長い間(または回数)吸引できるほうがコストパフォーマンスは高くなります。
ハーブスティックは1本当たり20回以上の吸引が可能なのでコスパの面で考えれば一番良いでしょう。
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どのくらい吸えるのかは搭載されているバッテリーの容量(と加熱温度)と加熱時間・パフ回数などによって変わります。基本的には大容量バッテリーのデバイスを選ぶと良いです。
EFOSなどは2000mAhの大容量バッテリー内蔵です。
どんな人におすすめなの?
アイコス互換機は「アイコスの不満を解消したデバイス」ですから、反対に今のアイコスに不満を持っていない人はムリに購入する必要はないかもしれません。
しかし「アイコスの充電が切れた!」「アイコスを家に忘れてきた!」なんてシチュエーション、結構ありますよね。
その度にコンビニで紙巻きたばこを購入してしまっている方は、せっかく「有害物質9割カット」のヒートスティックを吸っていたのに…ちょっと勿体ないですよね。
そんなときのために「サブ機」として購入しておくのも良いかもしれません。
またアイコスが故障してしまったタイミングや、ちょっとした休憩時にもう1本吸いたいけど連続吸いができなくて諦めていた方は検討してみる価値がありそうです。
アイコス互換機ランキング
ということで数あるアイコス互換機の中でも「コストパフォーマンス」「デバイスの性能」「使いやすさや味・フレーバー」の面から特に優秀なデバイスをランキングにして発表していきます。
それぞれ優劣つけがたい部分もありますが、総合的な判断として順位付けしています。